出版社内容情報
全編クライマックスのノンストップエンターテインメント。
内容説明
南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。その頃、内閣危機管理センターに集まる閣僚たちの元へ、自衛隊施設からVXガスが盗まれたと報告がもたらされ、やがて北岳山荘に立てこもるテロリストからの要求が届いた!大型台風の到来で警察も自衛隊も接近不能。しかしそこには三頭の救助犬と山岳救助隊がいた―。
著者等紹介
樋口明雄[ヒグチアキオ]
1960年山口県生まれ。2008年に刊行した『約束の地』で第27回日本冒険小説協会大賞と第12回大藪春彦賞をダブル受賞。2013年『ミッドナイト・ラン』で第2回エキナカ書店大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小梅
87
山岳救助犬シリーズ3作目。 まるで映画を1本ような読後感です。 このシリーズなぜ違う出版社から出てるんだろ?順番がわからなくなるじゃないか!と関係ないけど気になりました。2017/11/06
goro@80.7
53
今年も北岳に行けず、それなら文庫で北岳を味わおうと再読。やっぱり読み応え満点!嵐の中、山越えを敢行する静奈とバロン、広河原で繰り広げる格闘シーンに熱くなり、松戸君のダイ・ハードといい、最後にカッコいいシーンを持って行くヘリパイロット納富。勿論北岳を守った夏実とメイ。来年は必ず北岳に登ろうと誓ったのでした。2018/10/31
禅
33
南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ。今までは山岳救助隊の山岳小説したが今回はスケールが大きい。北岳がテロリストに占拠されてしまう。途中からは面白くて一気読みでした。これは映画化してほしい。2019/02/28
mayumi
29
K-9シリーズ。今回は山+台風+テロリスト。松戸君ダイハード状態。ミサイルの処理の仕方が大雑把で、かなり荒唐無稽なエンタメになってます。静奈と納富さんはカッコいい。ただ、日米安保やPKO、オスプレイ等、作者の政府批判が随所に見られ、そこが鼻についたかな。テロ首謀者も人格者のような描かれ方をしているけれど、結局は私怨のために妻や部下を巻き込んだ唾棄すべき人物だと思う。2018/12/03
み
29
ホントにありそで怖い、政府の隠し事(-_-;)お話しは、ホワイトアウトが浮かびつつ、松戸君を応援してましたが、最後のアレは叶わないような(^^;このシリーズは、山岳救助系のお話しが読みたいなぁ。2018/06/14