内容説明
江戸初期、南部盛岡藩の草創期に、初代藩主・南部利直の御側用人を務める桜木兵庫の元に生まれた綺良は、周囲の愛情を一身に受けて、幸せな子ども時代を送っていた。利直の五男・彦六郎とは幼馴染みでお互い想いを寄せていた。しかし、そんなある日、二代目藩主に意見をした父・兵庫がその怒りに触れてしまう。そして綺良は、大奥に出仕することに…。幾多の苦難に出会いながらも自らの道を探し求める綺良の“愛”と“夢”を描き切る、感動の時代長篇。
著者等紹介
今井絵美子[イマイエミコ]
1945年、広島県生まれ。成城大学文学部卒業。画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。98年「もぐら」で第16回大阪女性文芸賞佳作。2000年「母の背中」で第34回北日本文学賞選奨。02年、第2回中・近世文学大賞最終候補作となった『蘇鉄のひと玉蘊』を郁朋社より刊行。03年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。15年第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を「立場茶屋おりき」シリーズで受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
45
愛と夢を追い求めた女性の生涯と言えますね。多くの苦難に遭いながらも、自らの信念を貫く姿に惹かれました。物語は終わりますが、続きを想像できそうな余韻が印象的です。2022/09/12
Nazolove
15
今更ながら、読んでなかったのねこれと思いながら登録。 最終的に割ったのは女性が強い、と改めて感じることができる作品であった。 同時に徳川家光時代の話、ということで改めて時代を感じることができる作品であった。 女性だからぬくぬく家で、ではなく大奥に行ったり鉄器釜の世界に入ったり。 女性のたくましさを感じることができる作品であった。2025/01/28
たーくん
6
江戸初期、南部盛岡藩の草創期に、初代藩主・南部利直の御側用人を務める桜木兵庫の元に生まれた綺良は、周囲の愛情を一身に受けて、幸せな子ども時代を送っていた。利直の五男・彦六郎とは幼馴染みでお互い想いを寄せていた。しかし、そんなある日、二代目藩主に意見をした父・兵庫がその怒りに触れてしまう。そして綺良は、大奥に出仕することに…。幾多の苦難に出会いながらも自らの道を探し求める綺良の“愛”と“夢”を描き切る、感動の時代長篇。 2020/10/25
Nishi Masako
1
かっこいい生き方⭐2017/09/19
とくま
1
×P32 なんかめんどう。2017/08/07