内容説明
南町奉行所隠密廻り同心・長月隼人が、数えで七歳となった嫡男・菊太郎に打ち込みの稽古をつけていたある日、御用聞きと下っ引きが殺られたとの報せが入った。生前のふたりは、深川の賭場を探っていたという。隼人はさっそく聞き込みを始め、半月ほど前に、やはり深川の賭場を探っていた北町奉行所の二人が殺されたことを知る。そしてその直後、今度は同心と岡っ引きが凄惨な骸となって見つかった。恐怖心にとらわれた捕り方たちが探索に尻込みするなか、隼人は、利助をはじめとする手下たちと共に、見えない敵に立ち向かう。「八丁堀剣客同心」シリーズ、隼人篇がいよいよ最終回!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。デビュー作『剣の道殺人事件』で、第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
105
八丁堀剣客同心「隼人奔る」20巻。南町奉行筒井紀伊守正憲より探索命令「手に余ったら、斬ってもよい」お墨付き、今回も隼人さん見事な剣裁きで悪を斬り事件解決スッキリしますね、これが最終巻寂しいですが、長月隼人の嫡男菊太郎が主人公の新シリーズがスタートするようです期待。2017/02/13
Tatsuhito Matsuzaki
9
南町奉行所隠密廻り同心の長月隼人が活躍する「八丁堀剣客同心」シリーズ隼人篇の最終回。 いつもの如く悪を退治し、サラッと次世代に物語は引き継がれました。 2021/12/20
あかんべ
7
あまり鳥羽作品を読んだことの無い人、軽く時代小説を読みたい人、電車の時間つぶしなどにお勧め2017/01/11
犀門
1
#127★★★☆☆2017/07/31
goodchoice
1
相変わらず隼人の見事な剣裁きで事件が次々と解決していく。息子も少しずつ育っていて、楽しみだ。2016/12/07