ハルキ文庫
お断り―鎌倉河岸捕物控〈29の巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758440486
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

当代の豊島屋十右衛門の祝言が、江戸と京都で挙げられることになり、金座裏でも、「京行き」の話で持ち切りだ。そんな中、山城淀藩の家来が辻斬りに遭ったらしい、という話を八百亀が聞き込んできた。だが淀藩はそれをひた隠しにしていた。一方、扇木屋で万引き騒ぎが起き、中年の侍が取り調べられたが…。若手の弥一や政次、宗五郎ら金座裏の大奮闘に、北町奉行の名裁きが冴える。平成の大ベストセラーシリーズ、待望の第二十九弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。71年より74年末までスペインに滞在、闘牛社会を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

144
久しぶりに佐伯さんのシリーズものの読書です。辻斬り事件があったり、男女二人組の高価物を騙し取る事件などが相次ぎますが、最後はめでた氏ということになります。今で言えば大企業が中小金融機関からの借入をふみ倒すような話が中心です。またその事件での新しい手下ができていきます。このようなことを読んでいくとまだまだ続くのでしょうね。磐音シリーズも息子が主人公になって始まるようですし、佐伯さんもまだまだ活躍ですね。2016/12/20

いつでも母さん

121
シリーズ最新巻。絶対の安定感だが、ちょっとこのところマンネリかなぁと感じているのは私だけだろうか?亮吉とお菊ちゃんの話が進まないからだろうか(笑)まぁ、今回は私にはさら~っとでした。2016/12/03

とし

115
鎌倉河岸捕物控「お断り」29巻。安定感バッグンのシリーズ大好きですよ、子供ながらに手柄をたてた弥一、金座浦の子分になりたい勘三郎の出現で亮吉さんの立場が微妙にそろそろ華を持たせて欲しいですね。2017/01/12

baba

45
鎌倉河岸捕物控シリーズ29作目。相変わらずの亮吉を除き、むじな長屋の幼馴染はすっかり大人になっての活躍、特に金座裏10代目の働きと気配りはさすがの安定感。ご隠居たちの賑やかさが間に入り、目の前のことを誠実になす人々の姿が安心します。新しい手先も加わり、次も期待できそうです。2017/01/17

またおやぢ

30
お馴染みの登場人物が、それぞれの役割を全うし、発生する事件も辻斬りに詐欺と安定したストーリー、それに大名家・札差し・町道場が絡む磐石の態勢...ではあるのだが、なんかマンネリ感が否めないシリーズ29冊目。ここまでこの内容で引っ張ってきて、次の30巻は、隠居たちの上京物語でもあるし、ここでなんか大事を起こすつもりに違いないと信じつつ読了。2016/11/26

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