感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たち
37
『影火盗組』は火盗改役なのに忍者でもあるという、ワクワクするような内容でした。特に小姓頭、芥川光之進の活躍は見事で、今後も楽しみなキャラですね。殿様の山岡景之は旗本としての威厳はありますが、内に秘めたものは熱く、やることはやる人物。ラストの始末は気持ち良かったです。 2023/02/12
なつき
10
久々に面白い時代小説!甲賀の一族という実在の人物が主人公、奥さんもステキだし思春期前の坊ちゃまもなかなかいい。そして何より配下の忍びたち。卒塔婆に括り付けられた娘の遺体、連続殺人、とんでも忍法やオカルトになるかと思いきやしっかりと地に足の着いた展開。楽しみなシリーズです。2018/10/25
yuka
6
未だに私の好きな小説トップに君臨する池波正太郎の鬼平犯科帳。その題材でもある火盗。割と時代小説では嫌われものの役割であることも多く、鬼平好きとしては悲しいところがあるのですが、鳴神さんが火盗を描いていると知り即決購入! 結論、面白かった、、!単なる火盗としてだけでなく忍びの影の部分も共存していてまた違った良さがあります。シリーズ化されているので楽しみです。2022/05/29
読書好き・本屋好き堂
5
白金台の刈田の中で卒塔婆に縛り付けにされている娘の亡骸に遭遇した山岡景之は、偶然にも火付盗賊改役就任の内意を告げられ、初仕事として調べることに! 別のシリーズで活躍する多田文治郎も登場し、事件の謎を解いていく😆 鳴神先生の時代小説は、時代小説に珍しく、忍者の戦闘シーンがカッコいい✨時代ミステリーです🥷 登場人物が生き生きと動き回り、ドキドキしながら最後まで一気に読みました😊 続きが早く読みたくなってます!2023/06/27
Kohn
5
火付盗賊改役の山岡景行が主役。長谷川平蔵が有名だけど、こちらの話しも忍者絡みでスケールの大きく楽しめる。鬼平のようにシリーズ化していくのかな。2016/04/28