内容説明
千住宿外れの小塚原刑場の晒し首を見つめる女。その女を物陰から見つめる謎のやくざ。偶然ふたりを見かけた千住宿店頭副役・真木英次郎は、最近街道筋を荒らし回る高砂の弥平次一味と関わりありと睨んで探索を始める。片や店頭の浅尾屋十蔵は千住宿に流れ込む無宿人の多さに頭を痛めていた。御上が無宿人狩りを始めると千住宿の繁栄と平穏が妨げられる。そんななか、押し込んだ御店の家人、奉公人を皆殺しにして金品を奪う凶盗と、一度盗んだ十両を返した、ともに高砂の弥平次を名乗る盗人の狙いとは?店頭・十蔵は千住宿の安穏を守りうるか。大好評のシリーズ第二弾、ここに登場!
著者等紹介
吉田雄亮[ヨシダユウスケ]
1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクション、コミック原作、実録小説を手がけ、映画化、テレビ化作品も多数。2002年「裏火盗罪科帖」シリーズで時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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