内容説明
小料理屋「太兵衛」の物置に寄寓する山内修馬のもとを、剣術道場の師範代を務める友人の朝比奈徳太郎が訪ねてくる。自分の代わりに、ある用心棒仕事を引き受けてほしいというのだ。仕官話があるらしい徳太郎と別れ、修馬は早速、依頼人とともに護衛する相手と対面する。一方、仕官話が不首尾に終わり信州小諸藩、牧野家の上屋敷を後にした徳太郎は、刃引きの刀を手にし六人の侍と対峙する百姓らしき男を目にする。侍たちをあっという間に叩きのめし立ち去る男が気にかかり、その後をつける徳太郎だったが…。若き二人の正義漢が、弱きを助くために江戸の町を駆け抜ける、大人気シリーズ第三弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
117
裏江戸探索帖「刃引き刀の男」3巻。修馬と徳太郎、相変わらずどちらが主人公なのか二つの事件が最後は一つに、良いコンビで面白く読むことができます。2016/01/07
いつでも母さん
68
シリーズ3弾!今頃の読了だが、やはりドンドン良くなるね~(^^♪流石は鈴木栄治と云うところか。2016/03/11
あかんべ
7
スピンオフの勘兵衛と修馬などの登場人物が活躍。が、いまひとつ盛り上がらない話に。2015/10/25
蕭白
7
修馬が主人公なので、ちょっとライトな感じが否めないかな。悪くはないけど、やっぱり久岡さんの方が好みです。2015/10/04
Tatsuhito Matsuzaki
6
裏江戸探索帖シリーズ第3作 元徒目付でイケメンの山内修馬と天才凄腕剣士の朝比奈徳太郎。 28歳独身の二人の浪人がそれぞれ身に降りかかった事件に立ち向かう。 二つのストーリーと前作からの複線が最後に出会って共にキッチリスッキリ解決します。 2021/03/13