内容説明
隠密廻りを解かれた後も、相も変わらぬ放蕩ぶりを貫く八巻卯之吉のもとに、大名の家中を名乗る美少年侍が現れた。卯之吉を江戸一番の辣腕同心と勘違いし、内密に仇討ち相手を探してほしいと頼みこむ姿には深い事情がある様子。まるでお門違いの依頼だったが、卯之吉はゆるりと受けてしまう。しかしそれは、花の吉原をも巻き込む大騒動の始まりだった。絶好調シリーズ第十三弾!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM製作会社に勤務。1995年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年、「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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