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出版社内容情報
最強召喚師・城山恭介は闇夜を翔ける。あらゆる乙女を自在に操る未確認デバイス『少女使い』。その奥で待つ、もう一人の最強召喚師を討つために。世界レベルの激突が今始まる――!
内容説明
神々の先にいる『未踏級』の存在ですら使役する『最強の召喚師』城山恭介。彼は今、闇夜を翔けていた。あらゆる乙女を自在に操る夢のデバイス『少女使い』。混沌を呼ぶその端末を街にバラ撤く復讐者を討つために。難敵に対抗すべく恭介が選んだ『依代』は、『ガバメント』所属の無口系天然軍服少女・イザベルだった。そして二人は復讐者と対峙する。『仇染め』の異名を持つ『彼女』は『フリーダム』所属のアワード920。つまり、アワード903『不殺王』の恭介の、さらに先に潜む『最強』で…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
20
今回は過去に白き女王の被害にあったもの同士の対決。読み始め、『仇染め(ライアーキャット)』と『不殺王{アリス(ウィズ)ラビット}』は似たもの同士と思っていたら真相はそういう理由だったのね。最後に白き女王の策が明かされたときはビックリしたわ。しかも真実もまだまだ明かせてもらえないとは、主人公はどこまで行ってしまうのか?先が分からんな。2015/08/13
Yobata
20
全ての少女を操る事ができるデバイス「少女使い」が巷に普及し、それは斑鮫クイナによる復讐のためだった。それを止めるため恭介は「ガバメント」のイザベルと共に動き出すも、クイナが雇った「仇染め」の召喚師は恭介よりもアワードが高く,因縁もあり…。今回は操ったり操られたりに復讐に魂の再構築と「魂」について。「蟻塚」という魂の生成に関するプロジェクトの犠牲になった友への復讐のために蟻塚を襲撃するクイナだが、よく復讐心が保つしビヨンデッタの煽りも凄いなと思ったらそういう事か…。相変わらず二重三重の作りが凄い。クイナの→2015/08/09
まるぼろ
19
今巻は完全に「白き女王」に手玉に取られていた巻でした。乙女を自在に操れるデバイス「少女使い」を用いた事件を追う内に恭介はある復讐者と「蟻塚」と呼ばれるプロジェクトを知る事になるが…と言うお話。3巻目という事もあり大分頭の中で恭介達が繰り広げている召喚バトルのイメージが固定して来ました。冒頭にもある通り今巻はラスボスがラスボスらしく恭介に最後まで知られる事無く暗躍していたお話。「白き女王」の他に「赤の麗人」と一角が現れますが後々現れるであろうもう一角と恭介とでどう物語が進んでいくのか、次巻も楽しみです。2016/01/08
神太郎
16
メインの話はそこまで刺さらず、今回は女王もおとなしいし、こんなもんかぁ〜と思っていたんですが、言われてみればずっと女王の手のひらの上だったってことですか。はぁ~こりゃあおったまげました。直接だけでなくからめ手で主人公を得ようとする業の深さ。全体的にこの巻は伏線だったのかなぁ〜という感じですね。新しいワードも出てきたし。2024/02/25
真白優樹
15
街に混沌を呼ぶ復讐者を討つため戦う今巻。・・・今回は格上が相手であったが戦い方の問題からか逆転の一手の後はあっさり倒せたな。というか今回、恭介の出自がある程度明らかになった訳ではあるが残りの半数はいずれ出てくるのだろうか。復讐者と救命者、その二人を分けた差とは何だったのか。そして、恭介がしている思い違いとは何か、女王を倒す手とはどこにあるのか。・・・ここまでが序章だというのなら次巻から張り切ってアクセル全開で来てもらいたい。逃さず全部受け止めるので燃え立たせてほしいものである。 次巻も楽しみである。2015/08/08