内容説明
浜松屋のひとり娘・お艶は本町小町と呼ばれる美形で、天衣無縫のお嬢様。十八歳のある日、付馬屋の直八と駆け落ちした。同心・寒川五郎兵衛から髪結「つばめ床」に伝わったこの話、女将のおちかは他人事と思えず、亭主の千之介とともにふたりの行方を捜すことに。その頃、大泥棒・ねずみ小僧次郎吉は、盗みに入った先で思わぬ難敵と出会い――。夏の江戸、賑わう浅草の髪結床に持ち込まれるのは、人の心を映す謎。若き恋と、天下の大泥棒に降りかかる危難の行く末は。書き下ろし長篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
113
髪結の亭主「お艶の言い分」 3巻。千之助さん次郎吉さん百太郎さんの関係良いですね、どんな百太郎の見合いの相手なのか次巻が楽しみなってきました。2015/08/28
かずくん
3
お江戸の吉原の様子を書いた話。盗賊 麝香猫(ジャコウネコ)が現れるが、それは伏線だった。 2019/01/01
定年おやじ
2
千之介に難敵が現る。これは長引くかと思ったが、最後にお縄になってめでたしめでたし。百太郎のお見合いは次回へ。2020/02/11
kan
2
つい読み進んでしまった。暇つぶしエンタメばかり読んでしまう後悔、早く最新作まで読了せねば。2016/02/08
Masayoshi Arakawa
1
20160708108 シリーズ3巻目。です。2016/07/06