ハルキ文庫
新友禅の謎―鎌倉河岸捕物控〈25の巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758438575
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

定廻り同心・寺坂の町廻りに同行した政次らは、呉服店松坂屋で不審な男女ふたり組みに遭遇した。ふたりは京下りの春物の友禅を、次々とひろげさせていた。八百亀は尾行をつけさせる…。そんな折、淀藩の納戸方が行方知れずになった。金座裏の面々は事件を追うが―。政次・八百亀・弥一が、空っ風とかかあ天下で有名な上州にも出向き、大活躍する。粋で豪奢な友禅に秘められた男と女の熱い想いを描く、大ベストセラーシリーズ切望の第二十五弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。71年より74年末までスペインに滞在、闘牛社会を取材。以後、スペインをテーマにしたノンフィクション小説を発表。1999年、時代小説を発表後、幅広い読者層から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

114
鎌倉河岸捕物控新「友禅の謎」25巻。このシリーズも25巻何故かすらすらと読めるな~宗五郎親分決める所はビシットですね、むじな長屋の亮吉さんお菊さんと良い方向に行くのかな、幸せを掴んでほしいな。2014/12/11

藤枝梅安

65
今回は染物・反物の話。松坂屋に男女の二人連れが現れ、品定めをしていく。「弁天小僧」の「濵松屋」の場面を思い出す。が、物語はそれとは違った展開。京都で友禅を商っていた店が傾き、主の娘と手代が職人をだまして上州に送り、上州で「友禅」を作らせようとしたところから事件が発展する。山城淀藩の納戸方がが殺害され、政次と八百亀は弥一を伴って上州に向かう。一直線に事件が解決する。江戸に戻ってきた政次たちが休み間もなく、火付けで町方の注意を逸らせて押し込みを働く。その押し込み先は友禅の事件とかかわりのあった店だった。2014/12/16

優希

34
着物に関わる事件というのが興味深かったです。2023/03/13

KAZOO

32
鎌倉河岸シリーズの新刊が出ました。今回は長編で着物の友禅がらみの話です。政次の前の職業が役に立ったり、ベテランの八尾亀の活躍もあったりで今までとは少し趣が変わってました。いつ読んでも楽しいのですが三人組の最後に残っている亮吉もやっと独身が終わりそうな感じですね。2014/11/19

ドナルド@灯れ松明の火

22
久しぶりの鎌倉河岸シリーズ。マンネリにならず(自分だけ?)友禅の謎を追って金座裏は上州まで犯人を追う。今回は八百亀が活躍する。なかなか面白く一気読み。佐伯さんの作品は何も考えずに読めるのがいいな。2015/03/05

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