感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
138
個人的には掘り出し物の作品で、かなり面白かったです。少年の頃に思い描いた秘密基地を想いだしました。大げさにいうなら北方水滸伝の梁山泊のような…(笑)理想と夢がかなったシェアハウス!こんなシェアハウスなら男でも住みたくなりますね(^-^)シェアハウスができる過程から、できた後まで緻密に設定され、温かさとほっこり感をすごく感じ、そして羨ましさも感じましたね。BGMには障子久美(古すぎかなw)の『PRIME』があいそう♪収録曲『あの頃のように』がイメージソングとしてはまりそうです(^^;)2017/07/04
相田うえお
130
★★☆☆☆18048 湘南にある母親の遺産のアパートを改装してシェアハウスを作ろうという案が出るところから話は始まります。シェアハウス賛同者が1人増え、また1人と増えていくんですが、当方はこれが昔話『桃太郎』に似てるなぁ〜と、犬、猿、キジと増えてくところが...でも待てよー、犬猿の仲と言うが大丈夫か。。と訳の分からないイメージが頭に浮かんだ〜!本作品、興味深く読ませていただきました。ただねー、残された旦那がちょっと可哀想で星の減点。とかくシェアハウスって楽しそうですね〜。でもルールとか面倒かな?2018/06/17
ぶんこ
64
つい最近男性版シェアハウスを読んだばかりなので、より女性たちのシェアハウスの方がリアルでした。介護は他人の方が上手くいくように、他人どうしのほうが遠慮があって上手くいくような気がします。特に個々2Kの独立した部屋に住んで、一部共用スペースがあるというのは理想的。当番制は辛いものがあるので、通いの人を頼むほうが好きだけど。なんて、自分だったらと色々想像しながら読むのが楽しかったです。夏都の「誰かが誰かの役に立つ。家族のように接することのできる居住者でありたい。シェアハウスはそうでありたい」・・微妙。2016/09/04
巨峰
62
はっきりと、前半と後半に分かれている。母の遺産の湘南のアパートを相続した女性小説家が気の合った女たち計5人とシェアハウスを開くまでの前半。ここは夢の場所が実現するまでで、都合よすぎる展開もあって、やや現実感が薄いかも。後半はそのシェアハウスがオープンしてから。夢見心地のままではいられなくて、いろいろ現実が押し寄せてくるんだけど、それでも前向きな女性たちの姿は人によっては勇気をえられるかもしれません。私は、そんなにうまくいくもんかいなと、、、後半はもうちとページ数あっても良かったかもしれないですね。2016/11/16
美登利
55
タイトル借りの初読み作家さん。シェアハウスは流行りですね。実際全くの他人と上手く共同生活するのはかなり難しいことだと思います。オーナーは50歳独身の小説家の女性。世代は30~70代と幅広く様々な問題を抱えているのですが、その個性的なキャラクターが良かったです。少しずつ繋がりが有って全然知らない仲ではないけれど、こんな風に建設的に話が進んで居心地の良いシェアハウスは無いだろうな。場所柄もこの物語には、スパイスですね。地名だけで憧れてしまいますから。ばたばたですが、割と呆気なく終わるのは、続編あり?ですかね。2014/08/31
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