内容説明
神田川沿いの柳原土手で、十八粒の薬を五文で売る「十八五文屋」が殺された。逆袈裟斬りで斬られた男の正体は、北町奉行所の隠密廻り同心だった。続いて南町の隠密廻りも同じ刀法で殺される。卯一郎は、二人が蘭学者たちを追っていたことを筆頭同心の坂巻から告げられる。シーボルト事件に刺激された両町奉行は、オランダ渡航を老中に進言している蘭学者の南方薫堂を危険視していたのだ。卯一郎は南方が主催する博洋会へ探索の手を伸ばすが、危険は家族にも迫っていた―。豊かな四季を背景に同心一家の活躍を描く、好評シリーズ第八弾が、長篇となって登場!
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
121
八丁堀夫婦ごよみ「秘剣の秋」8巻。この巻は短編じゃなく長編に、幕閣の権力争いに、卯一郎さん、だんだん逞しく周りからも信頼されたりで様変わり、操さん捕物よりも二人の母親になってきましたね。2015/09/28
あかんべ
4
政治権力がらみの事件をじっくり。徳太郎の記憶障害で操の活躍はうすい。結婚当初、操が事件に首をつっ込むことに、叱るでもなく気持ちをわかってあげるのを人物の大きさを感じたがここにきて自分だけで解決しようとすることに、残念な気持ちになった。2015/03/22
ダイアナ
3
シリーズ第八弾は初の長編。とある殺人事件を追う卯一郎と梅吉。事件は単純なものではなく、南北奉行所だけに留まらず、卯一郎は幕閣をも相手に戦うことに。それだけでは終わらず、息子徳太郎が拐かしにあい柳川家も大混乱。長編になると中だるみというかリズム感が悪くなるものもあるが、今作は大丈夫だった。2018/06/28
こうよし
0
よい形に家族になった。ところで、舅姑のようだと言われたふたりはいずこに…2016/11/29
goodchoice
0
このシリーズも刊を重ねる毎に様相が変わり、柳に風殿がどんどん凛々しくなる。最初の頃の茫洋とした感が薄れてきた。2013/11/13




