内容説明
浅草瓦町の蔵宿・大野屋に雇われていた対談方(用心棒)の猪之助が、何者かに突き殺された。三月ほど前にも対談方の牢人が、刀のようなもので一突きにされた矢先の出来事だった。隠密同心の長月隼人は、奉行から事件の探索を命じられるが、目付方にも探索の動きが―。何者かに脅かれているのか、口を閉ざす蔵宿の主たち。そして下手人を必死に追う隼人たちの前に、恐るべき剣客たちが姿を現す。果たして隼人は強敵に打ち勝つことができるのか。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。小学校教員在職中に執筆を始め、デビュー作『剣の道殺人事件』で、第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかんべ
3
せっかく蔵宿師、対談方などおもしろそうな役柄の対立を基になる設定なのに、ただの恐喝事件に終わってしまった感じ。事件の基である恐喝内容が語られてなく、張り込み、塒を探ったり一味の割り出しなどに大きくページが割かれ過ぎ。2013/03/15
壱分銀知恵
1
このシリーズは安定的に楽しめる。いつもの やっとう もさながら、下っ引の活躍やハラハラした所があったりと嬉しい。新たな仲間になりそうな、お人も出て来て…仲間になって欲しい黒江氏!2013/03/11
翠嵐
0
借本。助っ人(?)の黒江、中々の腕ですから、今後も出てくるのかな??2014/03/07
myunclek
0
時代物の王道。正義が勝つ。分かってはいるけど、やっぱスカッとしますね。2013/04/26