感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
61
新堂氏が描く詐欺道を描いた作品。詐欺師とは、アーティストだろう。という主張から様々な詐欺師達を描き込む。但し、少しそれが煩雑で分かりにくい面があった。エンターテイメントの1冊としてそれなりに読めて、読書の間の気分転換とはなった1冊。もう少し深さというか引き込まれる要素は正直欲しい。題名が凄く惹かれるだけに…。2020/05/24
mr.lupin
40
新堂冬樹さんの著書三冊目読了。二つの詐欺グループが190憶円の「マリーアントワネットの首飾り」を騙しとろうと対峙する。詐欺師はアーティスト。う~ん、今一つアーティスト感を感じ得る事ができなくて、何だか安っぽいドラマのような話だったかな。スティングとか、ペガサスとか、デビルとかの異名も馴染めなくて、そこも減点ポイントになったかな。また他の新堂さんの作品に期待をしよう。⭐⭐★★★2023/07/16
いちじく兄さん
7
初期の黒新堂でまだ迫力や奥深さが足りない。スティングと呼ばれる天才詐欺師が190億円のマリーアントワネットの首飾りを騙し盗る計画をする。そこにもう1人、女性天才詐欺師ペガサスがお宝奪取に分け入ってる。ノワールというより、少年向けヤンキーマンガみたい。巧みな詐欺師のやり取りを見れるかと思いきや軽すぎた。騙された。2018/03/28
シロー
7
やっつけ新堂テンプレの魅力の無い登場人物。天才の大安売りでおよそ個性というものが感じられない。「平成のスティング」に「ペガサス」って陳腐過ぎでしょ。頭と口で騙すと言いながらやたらと変装ばかりしてるし… なんといっても主人公二人の師のいわれから早々にオチが予想出来てしまうのはいただけない。もう初期の黒新堂の深さを期待するのは無理そうですね。2015/02/18
Masaru Yamada
6
天才詐欺師同士の対決が泣きますよ。本当にタイトル倒れでした(>_<)これではクロサギの足元にも及びません。設定は面白かっただけに残念です×2013/02/17