内容説明
現役時代、気っ風のいい突き押し相撲で人気を博していた十両の秋剛士は、怪我に泣かされ、二十代半ばで引退した。それから三年―現在は妻の実家である瀬戸物屋を手伝う芹沢剛士が、相撲界の内幕を暴露する週刊誌の記事に登場した元親方を諫めるべく、そのマンションを訪れたところ…。かつて相撲雑誌の編集者として現場取材を重ねた相撲愛溢れる著者による、渾身の本格相撲ミステリー、書き下ろしで登場。
著者等紹介
須藤靖貴[スドウヤスタカ]
1964年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。相撲雑誌をはじめとしたスポーツ誌や健康誌の編集者などを経て、99年に『俺はどしゃぶり』で小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
148
タイトルの通り力士が現役に復帰した物語かと思ったら違った。ミステリーであり、ハードボイルド。元十両の力士が、師匠であり元親方の家に訪問したことから物語は始まる。年寄名跡問題など相撲界のスキャンダルなどの問題を、物語を通して一石を投じたのかな。相撲好きな人はもちろん、相撲が詳しくなくても相撲界の事を学びながら読めると思う。でも、この物語では“言葉”。“言葉”は時にはとんでもない武器になり、人生を変えさせられる。大げさに言えば、殺しかねない。相撲の世界より、“言葉”に関して学んだ物語でもあった。2020/01/24
Yuuki.
21
相撲界を舞台にしたミステリー。意外とハードボイルド。この相撲界がスキャンダラスな時期に読んでしまったもんで、最初のうちは読みながら心がざわついてしまった(笑)角界での風習や隠語にいちいち説明があるのが、相撲好きにはちょい鬱陶しいかも。でも、逆に相撲に詳しくない人でも理解しながら読めると思う。後半ちょっとバタバタした感じもしたけれど、割と面白かった。2018/04/30
しゅう
4
相撲界のいろんな知識が散りばめられていて勉強会になりました。でも意外な展開とシリアスな場面が多くてイメージと違いました。僕は琴奨菊や妙義龍が好きですが、登場人物と重ね合わせて読んでしまいました。主人公の剛士が引退した力士というのが面白いと思って読んでみました。いそうでいない硬派な人物像だと思いました。爽やかなお相撲物語を期待するのではなく、ミステリーとして面白いと思いました。2015/08/24
ぶーにゃん@積ん読本解消中
3
八百長が発覚して荒れた相撲協会の内幕を題材にしたサスペンス。大相撲の慣習や隠語を盛りだくさんに入れて内部告発した元親方の死を引退して今は瀬戸物屋となった関取が捜査の妨害にあいながら角界の闇を暴いていく様子が殺しの動機さえも中途半端な感じがして残念です。ガチンコの姿勢を明確にして八百長を拒否する姿勢や相撲部屋での師弟のあり方が現実に暴力事件を起こして弟子を殺した親方に対する裁判の様子と比較してあまりにもかけ離れてきて本当の相撲好きから批判を受けるようになっている状態に寂しいものを感じます。2011/12/27
Shige.やおやさん
2
大田区の体育館に大相撲の巡業場所がくるというので、図書館の特別コーナーに大相撲関連の本が置いてあった。そこで知った本。以外。面白く、知るとこも多かった。2018/10/03
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