感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
120
八丁堀夫婦ごよみ1巻。同心の後妻として嫁いだ十手持ちの娘操、武士と町人の違いと二人の遺児戸惑うが、何かと事件には首を突っ込む、夫卯一郎は、感情を表に出さないため「柳に風」とあだ名されるが鋭い洞察力で事件を解決する敏腕同心、口は出さぬがしつかりと妻をも見守る良き夫、タイトルからすればもう少し型破りな内容でもよかったかな~、少し変わったジャンルか次巻を期待。 2014/11/16
真理そら
21
操が柳川卯一郎の後妻に入るまでの過程をもう少し読みたかった気もする。2019/01/11
mikipon
13
新しいシリーズにチャレンジしてみる。操さんに、ちょっと感情移入しにくかったけど、まずまず楽しめそうなので続けて読んでみる。2015/10/09
玲@灯れ松明の火
12
岡っ引きの娘の操は普通の女の子とは違い、父親と同じ岡っ引きになりたいと思っていた。そんな中、「柳に風」と異名をとるほど穏やかな柳川卯一郎さんと結婚する。卯一郎さんは再婚二人の子供にいる元に嫁ぐ操。子供たちとの仲もうまくいかずにギクシャクするが、もともとの明るさと好奇心から色々な事件に首を突っ込む。再婚って大変wとか思いつつ、段々と仲良くなる家族が微笑ましい。全体的にあっさりテイストな時代捕物小説です。2013/11/20
あかんべ
10
自分が使っている岡っ引きの娘操を、自分の妻にする。身分制度の江戸時代大変なことだったろう。前妻を亡くして3年二人の子をとの関係など、乗り越えなければならないこと多い。やりたいことを我慢せず押し通してきた操自身の成長が待たれる。親が眼をむいて怒る行動を、夫が静かに聴いてくれるところに、愛と度量の大きさを感じた。2015/03/20