内容説明
「女の勘を信ぜよ」「恋に公式はないが戦略はある」「男と女は、ふたりがよければ、それでよし」―幾つかの恋を経験し、女性の温かさに包まれた一方、女性がもたらした風雪に打ちのめされたこともある恋愛小説の名手が、恋愛に悩んでいる女性や恋が苦手だったり、恋愛なんて面倒くさいと思っている女性など、すべてのひとに贈る恋愛エッセイ、待望の文庫化。恋に対する男性からのヒントが、いっぱい詰まっています。
目次
恋に対する男からのヒント
単行本まえがき
プロローグ
恋愛に悩んでいる人へ
恋の始め方、恋の育て方
恋に役立つ“男学”
“恋愛”と“結婚”の微妙な関係
恋の不条理を乗り越える
最後に言いたいこと
著者等紹介
藤田宜永[フジタヨシナガ]
1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。23歳でパリに渡りエールフランスに勤務。帰国後エッセイの執筆を開始し、86年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞を受賞。2001年『愛の領分』で第125回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MILKy
16
【売】きっと当初表紙買いをしたのかしら。カワイ過ぎる表紙。かつて感想を残したように、キャピキャピの若向けというより落ち着いて読める恋愛指南書というよりも男女の違い、について書かれたもの。読んだキッカケで藤田宜永さんのことを調べると2020.1.30にガンで逝去されていた。かつ同じ作家の小池真理子さんと結婚生活にあったそう。(以前は仏人と結婚していたそうだけど、小池さんと最後まで遂げる)今更ではあるけど男女では感じ方が異なるからそこは多めに見なきゃいけないよ、というのが大きくひとつ。お互い理解するって難しい2022/06/06
MILKy
11
なかなか参考になりそうな男目線の恋愛本。結構オトナ向けかな、ちょうどヨカッタ◎里中さんミタク毒づいてばかりでもなし◎表紙もマカロン?でカワイイ☆2012/03/10
真夏みのり
1
恋愛に関するエッセー。鋭い意見が多く大変参考になりました。悪口で盛り上がれる人は恋愛の相手として向いているというのは、なるほどと思いました。あとは男性がなぜ女性にアプローチできないかというテーマはどれも説得的です。2011/03/07
たびちゃん
0
エッセイ風なうえ、枚数も少ないのでスグに読めました。作者自身の思う男女間。コミュニケーションをうまく取りつつ、自然に恋愛をしよう。けど、男はちょっと単純だから女性が立ててくれるといいな。とか....。これアレやん!女性が相手を幼稚過ぎると判断したら終わりですやん。惚れたらもーダメですね2013/10/20
kyoh
0
最近流行りの‘モテ本’、‘恋愛本’と、どの位一線を画しているかというと、語り口調は違えど、結局どれも同じようなことを書いてるんだろう、と感じます。男と女の付き合いって、最大公約数的に語ろうと思うと、大体普遍的な見解に落ち着いてしまうものだなと、読みながら思いました。ただ、こういうインテリな大人のオジさんに、優しく諭されるように書かれると、ちょっとは素直な気分で読んでしまうミーハーな自分が情けなくもあり。2010/05/30