内容説明
ボクサーとしての夢破れて地元の松江に戻った池田は、私立高校の教師として退屈な日々を送っていた。だがある日、東京から戻ってきた同級生の郡が変死体で発見され、その現場には教え子の女子生徒の手帳が…。生徒は事件に巻き込まれ、何者かに連れ去れたのか。浮かび上がる殺された郡の怪しげな身辺。池田は、謹慎処分を受けながらも、恋人の女子生徒、謎の中年ライターと不良生徒を巻き込んで、失踪した生徒の行方を探しはじめる―。
著者等紹介
東直己[アズマナオミ]
1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。土木作業員、ポスター貼り、タウン雑誌編集者などを経て、92年『探偵はバーにいる』で作家としてデビュー。2001年『残光』にて第54回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GAKU
55
ボクサーとしての夢破れ今は地元の松江で、私立高校の教師として退屈な日々を送っている池田。ある日東京から戻って来た同級生が変死体で発見。教え子の女子生徒が何者かに連れ去られる。池田は失踪した生徒の行方を探しはじめる。好きな作家東直己さんの作品としては物足りなかった。久々にススキノ探偵シリーズ、畝原シリーズの新作が読みたいな。東直己さん、是非また書いて下さい。2016/11/26
kawa
29
昔、ススキノ探偵シリ-ズにはまっていた。こちらは長年の放置本、舞台が島根、隠岐の島、朝鮮半島動乱etc、ややいつもと趣き違いで戸惑いも。厚さのわりに展開が単調で…。ススキノ・シリ-ズのハ-ドボイルドが懐かしい。2021/05/17
みすまりも
9
ぬぐえない挫折感、無気力に過ごす毎日。そんな高校教師の主人公が突然事件に巻き込まれる。東さんの作品らしくテンポがかなり良くて、一気に読みました。的場さんが哀れ…(涙)2016/05/01
まうす
6
途中までは、まあまあ面白かったけど、最後がなんだか慌ただしく終わって、いまいち。2011/01/31
ねぎまぐろ
3
★★★2022/01/17