内容説明
一般人のふりをして突如、面前に現れる恐怖の隣人たち―携帯へ送りつけられるストーカーメール、夜のドライブを恐怖に突き落とす同乗者、あなたのペットを遺骸にして送り付けてくる不審者…。すでに都会の日常生活に平穏はなく、安心に包まれた夜はもはや帰ってこない!「Popteen」連載分と本書のために書き下ろされた、とっておきの短編を含む四十一話からなる恐怖の一冊。
著者等紹介
平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
神奈川県生まれ。「週刊プレイボーイ」、「宝島」などで映画・ビデオ批評をしながら作家活動に入る。2006年、『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社)で第59回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
268
平山夢明さんが描く毎度お馴染みの都会の狂気の人間コレクション全41話ですね。まあ凄いなと思うのは本書がほぼ100%女性が被害者のえげつない話なのに、掲載誌がヤング女性向けの「ポップティーン」という雑誌だった事ですね。やはり最近の女性は刺激の強いホラー風味の読み物を好む傾向にあると言う事かも知れませんね。これはマジで相当にえげつないなと思える大ネタを一編紹介しますね。『微調整』モデル並みにキレイな女子大生・サキが月の輝く夜道を自宅に向けて歩いていると、いきなり後ろから車が突っ込んできて前のめりに吹っ飛んだ。2022/07/01
absinthe
103
やることが常軌を逸した怖い人なのだが。奇人変人大集合みたいになって、ちょっと怖さが薄まってしまった。度を越したドMの人とか、怪しげな集会に強制参加の様になった話、いろいろ取り揃えた。ミュンヒハウゼン症候群のこじらせ板のような話もある。どれも2~3ページの短編ばかりで、一度に読むと怖さが薄らいでくる。この手の本は、忘れた頃に1話ずつ、ちょっとずつ読むのが良さそうだ。2024/09/02
hannahhannah
18
怖い人シリーズ第二弾。Pop teenに連載した38本と書き下ろし3本を収録。犬や猫を殺す話と狂人につきまとわれる話が多かった。それもなんか似た話が多い。辻褄合ってない話もあったし、作り話でしょう。こいつを襲ったら返しがヤバいなと思わせないとダメだな。やっぱ筋量って大事だわ。2017/02/18
なえ
14
私もそうだったりするのかな〜笑。あー怖い怖い。2018/02/21
てこな
7
異常な執着心は本当に恐ろしいものです。2013/05/07