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ハルキ文庫
独り祝言―鎌倉河岸捕物控〈13の巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758433778
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

春を告げる賑わいの鎌倉河岸では、政次としほの祝言が間近に迫っていた。そんななか、金座裏の宗五郎の命により、六所明神に代参することになった政次は、宗五郎の粋な計らいにより、しほ、彦四郎、亮吉三人との同行を許された。だが道中、深大寺に立ち寄った一行は思わぬ事件に巻き込まれてしまう。―旅先での事件を始末し、江戸に戻ったのも束の間、政次にさらなる難事件が待ち構えていた。迫り来る祝言の日。隠密御用に奔走する政次と覚悟を決めたしほの命運は…。大好評書き下ろし時代小説。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。71年より74年末までスペインに滞在、闘牛社会を取材。以後、スペインをテーマにしたノンフィクション『闘牛士エル・コルドベス 1969年の叛乱』『闘牛はなぜ殺されるか』、小説『ゲルニカに死す』を発表。1999年、初の時代小説『瑠璃の寺』(文庫化に際して『悲愁の剣』と改題)を発表後、『密命』『居眠り磐音 江戸双紙』など次々と作品を執筆、時代小説の書き手として高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

50
タイトルにやられましたね。独りで祝言をあげるというのに疑問を持ちましたが、最後は落ち着くところに落ち着いて良かったです。シリーズもののようなので、他の作品も読んでみたくなりました。面白かったです。2022/05/07

藤枝梅安

26
金座裏宗五郎の跡継ぎと決まった政次としほの祝言が三月三日と決まり、宗五郎は政次に府中・六所明神への代参を託す。政次はしほだけでなく、幼馴染の彦四郎、亮吉を伴い府中へ向かう。一行は深大寺で事件に巻き込まれる。この巻では、偽の書状による店の乗っ取りが取り上げられる。「吉原裏同心」シリーズでも「沽券」に関する話が語られたが、この小説でも、沽券状の偽装が重要なプロット。「振り込め詐欺」のような犯罪が、実は江戸時代以前からあったのだということを知る。祝言を前にして政次が姿を消す。おそらくは極秘の探索であろう。2011/01/03

Kau

12
政次としほちゃんの祝言が迫っていたが、政治は隠密御用で金座裏をあけていた。独り祝言も覚悟して豊島屋にもどったしほちゃんであったが。。。江戸の人情が温かいです。この物語では殿様も町人も人情が通い合うのがいいところですね。😄2020/05/16

KAZOO

11
いつも安心して読めるということは、私のような年寄りにとっては非常にうれしいことです。この回は幼なじみ4人組の先頭を切って主人公が祝言を挙げるのですが、次はだれになるのか楽しみがあります。2013/11/20

harhy

8
タイトルは、独り祝言だが、実際にはギリギリ間に合ってよかった。政次若親分と宗五郎親分、お上の仕事を預かっている以上、仕事が最優先。そんな緊迫した生活が象徴的で、新しい門出にはふさわしい展開だったかも。2013/05/05

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