内容説明
天正十八年、江戸は、北条家の残党や夜盗が蔓延っていた。荒れた治安を回復すべく、徳川家康は、先遣として隠密の太田新九郎と鬼麿を江戸に送りこんだ。一刀流の剣客である新九郎と忍びの鬼麿は、その地の実質的な支配者を探るべく行動を開始。だが、そこでは、大掛かりな密貿易の実態が明らかに…。家康の入城を妨害し、襲い来る敵勢の目的は何か?強大な敵に対し、二人の隠密の戦いが始まった。長篇二部を収録した傑作時代小説。
著者等紹介
宮城賢秀[ミヤギケンシュウ]
1946年4月中華民国台湾省高雄市生まれ。沖縄県那覇市の神原中学校を卒業後、数々の職業を経験し、現在は文筆に専念。時代小説の書き手として高い評価を得ている。日本文芸家クラブ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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