ハルキ文庫
笑う警官

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758432863
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。北海道道警を舞台に描く警察小説の金字塔、「うたう警官」の文庫化。

著者等紹介

佐々木譲[ササキジョウ]
1950年札幌生まれ。『鉄騎兵、跳んだ』でオール讀物新人賞受賞。『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サム・ミイラ

317
聞けば映画化のためにタイトルが変更されたという気の毒な作品。あえてそこまでやったのにこの映画がひどすぎ。小説では津久井をどうやって百条委員会に無事に送り届けるか裏切り者は誰なのか、その駆け引きとスリルがハイライトなのにそのへんはおざなりで、どういう訳かプラックバードのマスターが殺し屋になって狙撃してたりして。もう訳が分からん迷作になってしまいとばっちりを被った感ありあり。このシリーズは最新刊まで全て読んだけれどいずれも水準を維持した良作なだけに、第一作で味噌が付いたようで残念(笑)2014/05/23

ehirano1

284
#のっけからエンジン全開!#佐伯のリーダーシップがハンパない!#「先輩には、癇癪よりも感謝」は処世術。#上村の洒落が完全にKY。#刑務所は犯罪者同士の学校になる(種々の犯罪ノウハウの交換場所=学校になるらしいです・・・)。#「スナイパーの見込み発射」というのが恐ろしすぎ。#改題前の「歌う警官」でもよかったのでは?#続巻も読む!2020/02/15

再び読書

206
最後のどんでん返しを期待しすぎました。でも、なかなか面白い本でした。しかし、あまりにも単純な動機が、少し拍子抜けしました。裏金でおいしい事をするからバチが当たったのなら、ある意味納得ですが、そこが浅すぎる。命かけて不倫してどないすんねんって感じですね。「シンギング・ポリスマン」なかなか良いです。次の佐伯、津久井の活躍に期待しましょう。2015/03/16

抹茶モナカ

197
小島百合巡査の推理力に脱帽。ジャズ・バーが裏捜査本部なので、ジャズ・ジャイアントの名前がチラチラ出て来るのも嬉しい。24時間の攻防。スピード感が良い。2013/08/10

おしゃべりメガネ

184
こちらも10年ぶりぐらいの再読です。’道警’シリーズの記念すべき第1作ですが、やっぱりスピード感、そして緊迫感が素晴らしいですね。本作を皮切りに色んな事件が発生(続編)していきますが、やはりスケール含めて本作のインパクトはスゴいものがあります。キャラがまだ地味な登場人物達ですが、そこがまたリアリティがあり、ひきつけられます。再読とはいえ、やはり夢中になって読み進めるコトができるのは作者さんの読みやすい作風ならではです。改めて読み返すと忘れていた設定が再度確認でき、シリーズを読み返すのに勉強になりました。2018/05/26

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