内容説明
大奥女中を装った一味による詐欺事件が江戸の商家で続発。事件には北町奉行所定廻り同心の井原伊十郎と名乗る男も加わっていた。三人で一人の佐平次たちは、伊十郎の態度に不審を抱き、密かに事件の調査に乗り出すのだった。その矢先、さらなる大事件が起こる。質店の主人が殺され、伊十郎がその犯人とされてしまったのだ。逃亡する伊十郎と連絡を取りながら真相の究明に奔走する佐平次たち。果たして事件の真犯人は誰なのか?書き下ろしで贈る、大好評のシリーズ第五弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hironobu
4
大奥女中を装った詐欺事件。井原の旦那はここでもやらかす。容疑者として追われ、逃亡生活を送る羽目に。早く所帯をもって、女に騙されないようにしたほうがいい。真犯人を追い奔走する佐平次。2017/04/21
めにい
3
「独り身同心」の方を先に読んでしまったから、このだらしない伊十郎に笑ってしまう。2014/07/02
FK
0
相変わらず面白い。第5作目。第4作からしばらく間が空いたので、少し忘れていたが、読み進めるうちにどんどん思い出してきて、良い調子で楽しく最後まであっという間に読めた。上手いものだ。2006/08/21
犀門
0
#151★★★★☆2013/10/22
すぴか
0
シリーズ第五弾。井原伊十郎が下手人扱いで今までと毛色が違う感じ。狐火のおこんも結局はかわいそうな人だったのかなとも。(初版:2006.6.18)2012/04/25
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