内容説明
町医者の法徳が、患者を装った何者かに殺された。駆けつけた南町奉行所同心・稲葉七十郎は早速近所のものたちに聞き込みを始めた。一方、徒目付の久岡勘兵衛は、行方しれずとなった男の探索を麟臓より命じられる。男は二千七百石もの大身の旗本の三男坊。修馬とともに探索を始めた勘兵衛だったが、全く進展のないまま日々が過ぎていった。やがて別の事件を追いかけていた七十郎と出会った勘兵衛は、事件解決の糸口を見つけるのだが…書き下ろしで贈る、大好評の勘兵衛シリーズ第六弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
7
ミステリーとしても楽しめた1冊です。2015/12/18
わたしは元気
5
次、読みます。2022/08/17
ばるたん
2
かなり複雑な事件で途中、名前を聞いても思い出せなくなる。。次号へ2022/09/05
Mikey
1
今回は拐かしと暗殺を請け負う組を招待を徐々に明かしていく探偵もの仕立て。徒目付だから今で言うと刑事もので、中々捜査が進まず飽きて来る頃にやっと糸口が見つかる。組のかしらが陽炎な剣を使い霞のために勘兵衛も傷だらけになるぐらいの激しい剣戟でのめり込んでしまい、終盤はあっという間に読了。 2019/11/16
はじこう
1
次第に成長し、絆を深める勘兵衛と修馬。 しかし、”徒歩”目付とは よく名づけたものだ。歩く歩く、ひたすら 歩く。 一方で、前巻からの魔剣法?は、このシリーズにはちょっと...?2014/01/30