内容説明
同心・井原伊十郎によって岡っ引きにされた「佐平次親分」。実は、切れ者の長男・平助、力自慢の次男・次助、色男の三男・佐助の三人兄弟で一人の岡っ引きだった。佐平次の活躍で地獄小僧一味は捕らえられ、頭目・狢の平三郎は市中引き回しの上獄門となったが、一味の生き残り和五郎が重兵衛とともに、平三郎の敵討ちのために策を練り始めていた―。佐平次に襲いかかる罠、そして「丑の刻参り」の謎とは果たして何なのか?書き下ろしで贈る、大好評のシリーズ第二弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生れ。83年『原島弁護士の処置』でオール読物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍
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