内容説明
かつて火盗改長谷川平蔵の同心として活躍した斎藤新九郎は、盗人たちが恐れる存在だ。ある日、一刀流皆伝の腕を見込まれた新九郎は、平岡美濃守頼長より、将軍家斉の密命を受けることになる。だが、密命の内容は、伊能勘解由率いる測量隊の護衛という意外なものであった。測量隊に何か秘密が隠されているのか?新九郎らを襲う盗賊の刃。その凶刃は、伊能を狙うものなのか。一刀流の閃光が悪を斬る、書き下ろし時代長篇。
著者等紹介
宮城賢秀[ミヤギケンシュウ]
1946年4月中華民国台湾省高雄市生まれ。沖縄県那覇市の神原中学校を卒業後、数々の職業を経験し、現在は文筆に専念。時代小説の気鋭として注目されている。日本文芸家クラブ理事
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