内容説明
町田康の美しく、危険なことばは、強い引力でもって軽やかに世界を変えていく…。第九回萩原朔太郎賞受賞作、待望の文庫化。未刊詩篇五篇も併録。
目次
土間の四十八滝(猿ぼんぼん;俺も小僧;飯屋が再び;言わぬが花でしょう ほか)
未刊詩篇(西洋清元。環境の拭き掃除;発狂する労務;四肢を切り落とす・仏師屋ぬすっと;言い訳 ほか)
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
作家、歌手。1962年、大阪府生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を開始。81年、INUで「メシ喰うな」を発表。97年、処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞を2000年『きれぎれ』で芥川賞を、01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞を、02年『権現の踊り子』で川端康成賞を受賞
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