内容説明
人間の生きる道標と世界の本質と愛を、深遠な思索を通して、優しく力強い言葉で紡ぎだした新川和江の、珠玉の作品群。その中から九十七篇を、初期詩篇、それから(一九五三年~九九年)、幼年・少年少女詩篇に自ら再編集した、待望の文庫オリジナル版。
目次
初期詩篇(ひばりの様に;れんげ畠;夕立あと ほか)
それから(1953~1999)(誕生;歌;扉 ほか)
幼年・少年少女詩篇(朝のおしゃべり;ふーむの歌;二月のうた ほか)
灯台
著者等紹介
新川和江[シンカワカズエ]
1929年、茨城県生まれ。15歳の時、西条八十に師事する。53年に第一詩集『睡り椅子』を出版。詩集に『ローマの秋・その他』(室生犀星賞)、『ひきわり麦抄』(現代詩人賞)、『星のおしごと』(日本童謡賞)、『けさの陽に』(詩歌文学賞)など多数ある。83年には「現代詩ラ・メール」を創刊した(93年に終刊)。2000年、勲四等瑞宝章受章
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