内容説明
須田巡査部長が、臨海署管内のスナックのマスターから相談を受けた。ミカジメ料を要求されたという。安積と須田は暴力犯係の真島係長に相談し、見回りを強化してもらうことに。一方、管内で立て続けに傷害事件が発生する。湾岸エリアが物騒な空気に包まれる中、速水小隊長が救急搬送されたとの連絡が入って…。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学在学中の1978年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て専業作家に。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、2008年に『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。2017年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。2023年に日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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旅するランナー
196
東京臨海署vs半グレ集団。売られた喧嘩を買う、昔気質の刑事たちが熱い。安住係長ですら前のめり気味。さすがに、天狼(おおいぬ座のシリウス)について突然語り出す速水交機隊小隊長に、そんなロマンチストだった?と思いますけど、仲間意識の高い、男のロマン感じる刑事小説です。2025/09/20
starbro
194
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。読み続けている “安積班シリーズ”最新作、今回は長編、半グレは厄介ですが、安定の面白さでした。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=74372025/05/04
いつでも母さん
139
安積班シリーズの最新作。久しぶりに長編の安積班を読んだ気がする。臨海署総の事件決着まで楽しく一気に読んだ。安定のシリーズ好きだわ。こんな上司に部下、仲間たち皆が熱くカッコいい!2025/04/17
ノンケ女医長
70
いろんなメッセージが、作品に隠されている気がした。手に負えない集団を、法律で裁くことの難しさ。反社に立ち向かう警察官が、今後足りなくなっていく危うさ。社会を脅威に陥れる悪を逮捕しても、その場凌ぎで根本は何も変えられないこと。暴力団対策法が整備されたから、逆に反グレを助長させることになったことなど。ああ、世の行く末、良くならないなあと暗澹たる気持ちにも。作品としては、悪玉がなぜあんなに、あっさりと白旗を上げるのか分からないまま、モヤモヤ。2025/07/19
ひさか
66
ランティエ2024年1〜12月号掲載のものに加筆修正して、2025年3月角川春樹事務所刊。安積班シリーズ11作目。いつもの面々の半グレを相手にした活躍話だが、東京湾臨海署の署長をはじめとしたメンバーが、それぞれに誇りや矜持を持ち出すところが楽しい。ありがちな展開が、心地よい。2025/04/27
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