道標―東京湾臨海署安積班

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道標―東京湾臨海署安積班

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758413145
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

一人の熱き警察官の軌跡!東京湾臨海署刑事課強行犯第一係、通称「安積班」。そのハンチョウである安積剛志警部補の、警察学校時代から現在の刑事課強行犯第一係長に至るまでの短篇集。若かりしき頃の安積班メンバーも大活躍!

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て、執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞。17年「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

212
今野敏は、新作中心に読んでいる作家です。東京湾臨海署安積班シリーズは、初読です。今野敏版『教場』から安積班の現在に至るまで連作短編集、一気読みしました。オススメは『初任教養』と『家族』です。安積係長のような刑事ばかりであれば、冤罪は発生しないんでしょうね。2018/01/15

いつでも母さん

120
安積班が出来るまで?の短編10話。どれもさくさく読める。あゝ、やっぱり安積さんは最初から安積さんだったね。って感じです。警察学校の頃からの速水との関係はそのままで、やっぱりこの距離感が好い。『係長代理』の村雨も良いし、鑑識・石倉の『最優先』も好きだ。本当の『家族』は別れてもいい関係だがこっちの『家族』もサイコーな安積班だった。2018/01/04

ノンケ女医長

80
「安積班シリーズ」のスピンオフ。なんと、安積剛志や速水直樹の警察学校時代から始まる。彼らがどう切磋琢磨していたかや、後に何度も登場する協働性の礎がここで培われたんだと知ることができて、感動の連続だった。貴重なエピソードがいっぱいで、何度も何度も応援しながら読めた。安積班シリーズに登場する、愛すべきキャラがそれぞれに主役となった短編の数々。困難な局面に対峙し、結束力を固め、お互いを信頼して成長していく様子は、警察ファンを大いに刺激する。隠蔽捜査シリーズのスピンオフ以上の素晴らしさだった。2023/01/14

やま

77
お台場に再興された東京湾臨海署の第一強行犯係を率いる安積剛志班長の活躍を描いた物語です。此度は、安積が警察学校時代から再興した東京湾臨海署までを順番に書いた10編の超短編の物語です。安積は、警視庁巡査をを拝命して、中野の警視庁警察学校で六ヶ月の初任教養を受けます。その時に同じ班になった速水直樹、下平祐作、内川靖などと柔道試合で強豪の班と戦った思い出などが書かれています。また、交通機動隊の小隊長になった同期の速水が、何かと協力して事件を解決して行きます。→2022/10/04

ひさか

76
ランティエ2017年4月号〜8月号掲載の7編と、「流行作家は伊達じゃない」と「警察アンソロジー所轄」収録の2編に書下ろし1編を加えた10編の連作短編を2017年12月角川春樹事務所から刊行。東京湾臨海署安曇班シリーズ12作目。数編は、安曇班長の若い頃のエピソードがあり、楽しめました。いつもながら、安曇班の話は面白いです。2018/05/02

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