内容説明
真田幸村と十勇士には「打倒!家康」の驚愕の秘策があった―我々の知っている家康の正体とは?!神出鬼没、反骨のプロ集団・十勇士が、大活躍。手に汗握るノンストップエンターテインメント時代小説。
著者等紹介
犬飼六岐[イヌカイロッキ]
1964年大阪府生まれ。大阪教育大学卒業。公務員を経て、2000年「筋違い半介」で第68回小説現代新人賞を受賞しデビュー。2010年『蛻』が第144回直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆなほし
35
真田幸村と、その十勇士には「打倒・家康」の秘策があった…。架空か史実か、様々な題材に用いられている真田十勇士だが、今作でも個性豊かな十人として活躍している。戦国の乱世を舞台にした時代小説ではあるが、真田十勇士を主としている為、やはりエンターテインメント性に富んだ内容である。細かい事は気にせずに、エンタメ時代小説として楽しむべき。個性豊かな十勇士同士の会話は、思わずクスリとさせられる所もあり、話の運び方は上手く、楽しんで読む事ができた。2020/02/15
ハッチ
18
★★★★☆真田十勇士を描いた作品。現代風の言葉づかいだし、読みやすいが、その分軽く読め、歴史小説が好きな自分には物足りなく感じた。2016/05/15
toshi
14
大坂冬の陣が終わった直後、真田幸村が雇い入れた、後に真田十勇士と呼ばれる10人の活躍の物語。 次の戦い(夏の陣)に備え、10人は4組に分かれそれぞれ作戦を展開するが、家康の影武者を殺害する作戦は完工されなかったため、10人で再挑戦のため駿府城に向かう。 それぞれが特技を生かして活躍するものの、みんなスーパーマン過ぎて現実味が無い。やっぱりこの手の話は池波正太郎が圧巻かも。。。 経過はともかくストーリーは意外な展開でびっくり。この解釈はかなり面白い。2016/03/28
ペペ
12
痛快で面白かったけどもう少し内容を濃く書いてほしかった。2016/12/09
こおり
10
まあまあ。やはり佐助と才蔵がかっこいい。表紙絵の中の、一番手前のイケメンを佐助のイメージで読めたので良かった。藤井隆だと、ちょっとこの本の佐助に合わないからさ。読後に残る印象は、名将たちのあっぱれな潔さといったところかな2016/06/04