出版社内容情報
茂一の、溢れんばかりの本への想い。彼を見守る、経営の神様・松原治の優しいまなざし。出版界が厳しい今こそ、本を愛するすべての人に読んでほしい、心躍る書き下ろし長篇小説。
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感動の描き下ろし長篇!
人との出会い、ほんとの出会い。それらをつなぐ本屋稼業が、好きで好きでたまらない。
紀伊國屋書店を、戦後、世界一の書店に育て上げた二人の男。
一大文化の創造と、その裏で深まる熱き友情を描く。
1905年、東京・新宿で薪炭問屋「紀伊國屋」の長男に生まれた田辺茂一は、幼い頃に父と入った丸善で、書店というものがもつ崇高で特別な雰囲気に魅せられた。そして、22歳にして夢であった「紀伊國屋書店」を創業する。茂一誕生の12年後、千葉・市川で軍人の息子として生をうけた松原治は、大学卒業後、満州鉄道に入社するも、28歳で陸軍少尉となり日本のために戦っていた。彼らはまったく別々の人生を歩み、戦後も様々な人生経験を重ねていく。そして1950年、二人は出会い、紀伊國屋書店再興や海外進出など、数々の大きなビジネスチャンスを摑んでいくのであった……。
第一章 二人の戦後
第二章 それぞれの再起
第三章 再開!紀伊國屋書店
第四章 奇妙な二人三脚
第五章 発展への兵士たち
第六章 永遠の本屋稼業
内容説明
1905年、東京・新宿で薪炭問屋「紀伊國屋」の長男に生まれた田辺茂一は、幼い頃に父と入った丸善で、書店というものがもつ崇高で特別な雰囲気に魅せられた。そして、22歳にして夢であった「紀伊國屋書店」を創業する。茂一誕生の12年後、千葉・市川で軍人の息子として生をうけた松原治は、大学卒業後、満州鉄道に入社するも、28歳で陸軍少尉となり日本のために戦っていた。彼らはまったく別々の人生を歩み、戦後も様々な人生経験を重ねていく。そして1950年、二人は出会い、紀伊國屋書店再興や海外進出など、数々の大きなビジネスチャンスを掴んでいくのであった…。
著者等紹介
波多野聖[ハタノショウ]
大阪府出身。一橋大学法学部卒業後、国内外の金融機関に勤務、日本株運用のファンドマネージャーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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