感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
144
主人公アキコが53歳とは思えない。あの一行をスルーしてたらもっと若い女性に感じてしまったかも。私も昔飼っていたネコにたろと名付け、突然死で亡くしたから、他人事とは思えずに気持ちがふさぐ。商店街という小さな世界。母と娘の人生観とイキザマ。反発するように見えるけど、頑固な部分は似ているなあと感じる二人。母親にはアキコの存在が頑張る素だったかも。居てくれるだけでも心休まる。親子ってほんと面倒くさいけど、大事なものだって気付かせてもらった。アキコの作る料理は、心を癒してくれる味がしそうだ。食べてみたいな。2013/06/23
まこみん
111
図書館本。ほっこり穏やかな雰囲気の中にも、アキコ自身の出生のコンプレックスや母に対するわだかまり、更に愛するペットとの別れが描かれる。 辛いペットロスは波の様に襲ってくる。素敵なパートナーのしまちゃんと共に頑張ってと応援したい。 シンプルな内装の店内、素材に拘った食材で薄味のメニュー、私もこんなランチ、食べたい。2016/10/10
初美マリン
109
タイトルから楽しそうだったのに、ネコが虹の橋にいってしまうなんて。2022/11/01
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
106
80/100点 読みやすく、読んでホッとする作品でした。飼い猫のたろちゃんの仕草などの描写が可愛くて、猫好きにはたまりませんでした。それだけに死んじゃた時には、アキコさんの気持ちがよく分かり思わず涙ぐんでしまいました。続編も読んでみたいと思います。2016/10/31
優希
105
ほのぼのとしてゆったり読むことができました。母の死から、パン者を経営することにしたアキコ。その環境が優しくてあたたかいと思いました。緊張感がある中、たろちゃんが癒しになったのだろうなと感じます。なので、突然死んでしまったときは刺さりました。色々な気持ちになる1冊だと思います。2019/05/03