おもひで屋

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758411400
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

初めて聞く母の声、初めて見る父の姿。そこで少年が出会った四日間の奇蹟。甲子園出場の道を断たれ、同時に母を失った、西沢素晴。失意と絶望の中に届いた「想い出チケット」を手に、素晴は19年前の世界に向かった。父の甲子園への夢を叶えるため、そして、列車事故に遭う母を助けるために…小松左京賞作家が描く、切なくて心温まる感動のストーリー。

著者等紹介

上杉那郎[ウエスギナロウ]
1962年生まれ。日本歯科大学卒業。現在新潟市在住。「セカンドムーン」で第8回小松左京賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NOBU

16
『想い出チケット』を手に過去へと向かう高校球児の主人公。 読みやすく、チョット不思議で爽やかに温かい、小路幸也風青春小説。 最後が矛盾で???なのだけど、それでも十分に面白かった。2013/12/01

ジュースの素

9
野球部員の高校生は自分の生い立ちを知らない。ある日、おもひで屋と言う人が現れ、19年前にワープさせてくれる。現代には普通にある物をその当時の時代に使うのは犯罪者扱いになったりする。そんなタイムラグは面白かった。が、なにぶん野球の細かな試合運びなどはさすがに読むのが面倒。過去に戻っても事実は変えられない事を改めて思う。2019/06/13

ロンロン

6
想い出ってさ、与えられるものじゃなくて、自分で作るものだろ/僕たちが選べる未来だってあるよな?...読み終えて、やはり岩野の傲慢な態度・行動に腹立った。(~_~メ)コイツさせ居なかったら未来は変わったのではと思った。2013/02/27

あつひめ

6
本当のことが知りたいと強く思っている素晴。鎌倉のしっとりした空気の中で繰り広げられた熱い青春・・・自分がどうしてこの世に生を受けたのか・・・。どんどん19年前の過去に巻き込まれて自分なのか竜太なのかもわからなくなりかけている。歴史を変えることはできないけどその時間に流れていた思いだけは感じ取れたのかもしれない。できれば・・・神様のイタズラのように美樹を元気にしてあげて親子3人の暮らしにしてあげたかった気もする。2009/12/24

takayo@灯せ松明の火

5
はじめ興味津々で読み始めたのだけど、せっかく19年前に行ったのに特に「感涙!」というエピソードもなく、現実の状況として知っている事実の後追いだけ。抱かれたこともない母親を母親として見ることが出来るために「会う」ということだけでもとても大事だったのか・・・と、読み終えてだんだんに理解はしたのだけど。せめてもう少し息子にたいする「父母の愛」の大きさとか示す「おもひで」を素晴にあげたかったな。2009/12/10

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