出版社内容情報
抗がん剤治療の効果を最大限に得るには,治療をできるだけ長く・患者負担なく継続することが重要であり,そのためには副作用に対して適切な支持療法を行い,必要に応じて抗がん剤を減量・休止するといった「副作用マネジメント」が重要な鍵となる。
本書は,免疫チェックポイント阻害薬+化学療法や新規薬剤まで,現時点で最新の肺がん化学療法レジメンについて解説。治療開始前の前投薬・前処方の工夫,副作用の発現時期や対処法,減量・休薬・再開の判断まで,治療の流れに沿ってプロのコツを徹底解説。アピアランスケアや心のケアのコツ,また,よりよいOSを得るための治療戦略のコツや,転移性腫瘍におけるQOL維持のコツまで,複雑化する肺がん化学療法をフルサポート。「臨床ですぐに・本当に使える」この1冊で,副作用マネジメントにはもう悩まない!
内容説明
複雑化する肺がん化学療法を徹底サポート!各種ガイドライン対応。新規薬剤も充実解説。治療強度を保ちながら、患者負担をできるだけ軽く。
目次
1 肺がん治療体系概略
2 レジメン別プロのコツ(非小細胞肺がん(advanced stage)
非小細胞肺がん(3期) ほか)
3 副作用症状別プロのコツ(全身;呼吸器 ほか)
4 肺がん化学療法との上手なお付き合い(肺がん患者のアピアランスケア;治療期の患者の心のケア ほか)
5 肺がん化学療法うまくこなすコツ―上級編(4期)―よりよいOS・QOLを得るための治療戦略(EGFR遺伝子変異陽性例の治療のコツ;ALK融合遺伝子変異陽性例の治療のコツ ほか)