内容説明
栄養、ストレス、免疫、老化、がん、生活習慣病、神経変性疾患…平易さと丁寧さにこだわりぬいた入門テキストの新定番。
目次
第1部 導入編―エピジェネティクス入門(エピジェネティクスとは?;エピジェネティクスはゲノムの高度活用戦略である)
第2部 基礎編―エピジェネティクスの分子基盤(クロマチンとエピジェネティクス;DNAのメチル化 ほか)
第3部 展開編―エピジェネティクスのかかわる現象(発生・分化とエピジェネティクス;ゲノムインプリンティング ほか)
第4部 応用編―ヒト疾患とのかかわり(がん;エピジェネティクス機構の先天異常 ほか)
著者等紹介
鵜木元香[ウノキモトコ]
1974年東京都世田谷区生まれ(大田区育ち)、’99年麻布大学獣医学部卒業、’03年東京大学大学院医学研究科博士課程修了(指導教員は中村祐輔教授)。’04年から米国癌研究所留学(Curtis C.Harris医師)。’08年に帰国後、理化学研究所博士研究員を経て、’10年に九州大学生体防御医学研究所助教(佐々木裕之研究室に参画)。’19年より同研究室准教授。DNAメチル化維持機構にかかわるUHRF1やICF症候群の分子生物学的な発症機序を中心にエピジェネティックな制御機構について研究している
佐々木裕之[ササキヒロユキ]
1956年福岡市生まれ、’82年九州大学医学部卒業、’87年九州大学大学院医学系研究科博士課程修了(指導教員は榊佳之教授)、九州大学遺伝情報実験施設助手を経て、’90年から英国ケンブリッジ留学(Azim Surani教授)。’93年に帰国後、九州大学遺伝情報実験施設助教授を経て、’98年に国立遺伝学研究所教授。2010年より九州大学生体防御医学研究所教授。’15年紫綬褒章受章、’18年上原賞受賞。ゲノムインプリンティングをモデルとして哺乳類の生殖細胞形成や発生の過程におけるエピゲノム制御機構やエピジェネティクスのかかわる病気について研究している。国際ヒトエピゲノムコンソーシアム運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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