科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック (第3版)

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科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック (第3版)

  • 児島 将康【著】
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  • 羊土社(2023/07発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 389p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784758121286
  • NDC分類 377.7
  • Cコード C3040

出版社内容情報

新しい申請書へ対応するだけでなく,近年多い好ましくない例を8例追加した最新版! あらゆる分野から厳選した86実例をもとに採択へ向けて審査委員の視点から改良の仕方を解説.添削に役立つチェックリスト付き!

【目次】
第3版のはじめに
第1版のはじめに
本書の構成・利用法
1章 総論
case01 これで完成!? 文章が下手で申請書の内容が頭に入ってこない
case02 図がわかりにくい
case03 箇条書きが多すぎてわかりにくい
case04 概要と本文で研究項目の数が揃っていない
case05 概要と本文で研究目的が異なる
case06 美しくない申請書は読むのが苦痛(1)
case07 美しくない申請書は読むのが苦痛(2)
case08 一文が長くて読みにくい
case09 具体的に何を指しているかがわからない
case10 指示代名詞が何を指しているのかわかりにくい
case11 強調したい部分が目立たない
case12 簡潔に書かれすぎて内容がわかりにくい
case13 キーワードの意味がわからない
case14 研究のキーワードが埋もれて重要度が伝わってこない(1)
2章 研究目的、研究方法など:概要
case15 必要な内容が十分に書かれておらずわかりにくい(1)
case16 概要とはいえ中身に乏しく具体的でない
case17 「背景」の記述が十分でなく解決すべき課題(学術的「問い」)をつかみにくい
case18 「目的」と「背景」が分断されていてわかりにくい
case19 唐突なはじまりで読みにくい
case20 研究のキーワードが埋もれて重要度が伝わってこない(2)
case21 概要には必要ないもの(1)
case22 概要には必要ないもの(2)
case23 「目的」が埋もれていて見つけにくい
case24 科研費の目的としてふさわしいか(1)
3章 研究目的、研究方法など:背景
case25 「(1)本研究の学術的背景」の解説が長すぎてわかりにくい
case26 「(1)本研究の学術的背景〜〜学術的「問い」」に一般的な情報がなくわかりにくい
case27 研究遂行能力が十分にアピールされていない
case28 「目的」「背景」が混在していてわかりにくい
4章 研究目的、研究方法など:問い
case29 「問い」がどこにあるのかわかりにくい
case30 「問い」が長すぎる
5章 研究目的、研究方法など:本研究の目的
case31 「本研究の目的」がわかりにくい
case32 「検証する」「開発する」だけでは研究目的としては不十分
case33 科研費の目的としてふさわしいか(2)
case34 「目的」なのか「目標」なのか,わからない
6章 研究目的、研究方法など:独自性、創造性
case35 「(2)本研究の目的および学術的独自性と創造性」がわかりにくい
case36 この研究ならではの独自性や創造性がわかりにくい
case37 表現が控えめすぎて実現できるのか不安
case38 「学術的独自性と創造性」としてふさわしいか
case39 自ら「独自性・創造性がある」といっても説得力がない
7章 研究目的、研究方法など:着想に至った経緯など
case40 「本研究の着想に至った経緯」にオリジナリティがない
case41 「本研究の着想に至った経緯」が平凡すぎる
case42 「関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけ」が具体的でない
case43 「国内外の研究動向」と「背景」との違いがわかりにくい
8章 研究目的、研究方法など:何をどのように
case44 研究項目が多すぎて何をしたいかが散漫に見える
case45 必要な内容が十分に書かれておらずわかりにくい(2)
case46 方法論は具体的なのにわかりにくい
case47 研究計画の内容が少なすぎる
case48 年度ごとの研究計画の詳細しか書かれていない
case49 研究項目ごとに計画の詳細しか書かれていない
case50 研究方法が具体的に何を指しているかがわからない(理系の例)
case51 研究方法が具体的に何を指しているかがわからない(文系の例)
case52 アンケート調査やプログラム作成の内容がないのでイメージできない
case53 データ分析の種類だけで内容がないのでイメージできない
case54 論文発表・学会発表・本の刊行は研究計画や方法としてふさわしいか
case55 たくさんの項目を文章だけで説明しようとしていてわかりにくい
case56 この研究ならではの特色がわかりにくい
case57 研究項目ごとの「予想される結果と意義」がなく意図がつかみにくい
case58 締めの言葉がなく完結した感じがしない
case59 前欄に戻らないと記号や略語の意味を確認できない
case60 計画通りに進まないときの対応を考えていない印象を受ける
case61 誰に相談するかがあいまい
9章 研究目的、研究方法など:準備状況
case62 「本研究の目的を達成するための準備状況」で独りよがりな表現が目につく
case63 これから準備するのでは不十分
10章 応募者の研究遂行能力及び研究環境
case64 「(1)これまでの研究活動」に論文のリストしか載せていない
case65 「(1)これまでの研究活動」に載せた学会発表の情報が不十分
case66 「(1)これまでの研究活動」に申請書の研究テーマとの関連がない
case67 「(2)研究環境」の書き方が主観的で,具体性が不十分(1)
case68 「(2)研究環境」の書き方が主観的で,具体性が不十分(2)
11章 人権の保護及び法令等の遵守への対応
case69 「人権の保護及び法令等の遵守への対応」が中身に乏しく具体的でない
12章 その他(研究経費や図など)
case70 「研究経費とその必要性」に必要性が書かれていない
case71 なぜ海外調査が必要なのかがあいまい
case72 強調スタイルがいくつもありどこが重要かわからない
case73 図や画像が何を示しているのかわからない
case74 写真が不明瞭で意図がよくわからない
case75 図表の文字が小さくて読みにくい
case76 論文から流用された図は申請書ではわかりにくい
case77 回りくどい表現,なくてもよい表現がある
case78 主観的な表現,刺激する表現が目につく
case79 略語の種類が多すぎて把握できない
case80 なぜ最新あるいは流行の機器を使うかがあいまい
case81 時事問題への配慮が足りない
case82 表記が異なっており同じものを指すか違うものを指すかがあいまい
case83 「関連性」「関係」をもつのは何かがあいまい
case84 「AとBを用いて,CとDを行う」はわかりにくい
case85 雑なレイアウトで整った感じがしない
case86 不適切な接続詞を使っている
補遺1:申請者のための「申請書を書く,添削する」基本
補遺2:研究支援者の申請書チェックの心構え
付録1:セルフチェックリスト
付録2:研究支援者のためのチェックリスト
付録3:実際の申請書の添削例
付録4:申請分野別関連case早引きリスト
付録5:インデックス別アドバイス一覧
索 引
申請者のギモン
1 昨年度とほぼ同じ申請書
2 フォント
3 ひらがなと漢字
4 長い語句
5 外来語
6 慣用句や決まりきった言い回し
7 模式図か計画表か
8 リバイス中,in press
9 図の配置 その1
10 図の配置 その2
11 わかりやすい図に その1
12 わかりやすい図に その2
13 わかりやすい図に その3
14 わかりやすい図に その4
15 行間
16 (続)行間
17 図の解像度
18 タイトル風
19 フォントの大きさ
20 (続)フォントの大きさ
21 見出しの工夫
22 図の情報の向き
23 雇うという記述
24 学会参加
25 強調 その1
26 強調 その2
27 強調 その3
28 強調 その4
29 スペースがないとき
30 字下げ
31 「しかし」か?「しかしながら」か?

内容説明

多くの申請書を添削し採択に導いてきた著者が、厳選した86の実例を通じて審査委員経験者の視点から採択のための秘訣を伝授!こんな方にオススメ!「誰か私の申請書を添削して!」「他人の例をたくさん見て参考にしたい」「審査委員にもっとアピールするには?」

目次

1章 総論
2章 研究目的、研究方法など:概要
3章 研究目的、研究方法など:背景
4章 研究目的、研究方法など:問い
5章 研究目的、研究方法など:本研究の目的
6章 研究目的、研究方法など:独自性、創造性
7章 研究目的、研究方法など:着想に至った経緯など
8章 研究目的、研究方法など:何をどのように
9章 研究目的、研究方法など:準備状況
10章 応募者の研究遂行能力及び研究環境
11章 人権の保障及び法令等の遵守への対応
12章 その他(研究経費や図など)

著者等紹介

児島将康[コジママサヤス]
淡路島生まれ。1988年宮崎医科大学大学院博士課程修了(医学博士)。日本学術振興会特別研究員を経て、’93年国立循環器病センター研究所生化学部室員、’95年より同室長。2001年より久留米大学分子生命科学研究所遺伝情報研究部門教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。