• ポイントキャンペーン

集英社文庫
パンドラ・アイランド〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087468236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この平和な島で何が起きているのか
転落死、放火と事件が相次ぎ、ついに射殺事件が発生、南の楽園という幻想は砕かれる。死ぬ前に老人が語った「島の財産」とは。次第に浮かび上がる、島の過去、そして秘密とは? (対談/薬丸 岳)

内容説明

老人の転落死、放火と事件が相次ぎ、ついに射殺事件が発生。高州が「保安官」として赴任してから、南の楽園という幻想は砕かれ、青國島は事件の島として耳目を集めることになってしまった。老人が死ぬ前に高州に語った「島の財産」とは。次第に浮かび上がる島の抱えた過去、そして秘密とは。果たしてこの島で今、いったい何が起きているのか。第17回柴田錬三郎賞に輝いたサスペンス大作、完結。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋生まれ。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、93年『新宿鮫無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞を受賞。10年第14回日本ミステリ文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

302
中盤以降、物語の展開は早くなる。過疎の孤島設定なだけに、暴力団や中国マフィアを都合良く登場させるのも難しく、限られた人物の中で、ここまで複雑なプロットに仕上げたのはすごい。変に濡れ場を増やして誤魔化していないのも良いところ。あとがきの薬丸岳氏との対談を読むと、緻密に練り上げたというよりは、行き当たりばったりで連載始めて、盛り上げようとして主人公を追い込んでいるうちに、結果的にこうなっただけ、というのが丸わかりで少し悲しい。また、妙に薬丸氏に上から目線なのが著者の株を下げていて、この対談は見たくなかった。2019/12/07

Dai(ダイ)

24
後半の謎とき部に入ると物語が加速し、話が込み入ってくるが、初めから終わりまで主人公高洲一人の目線と一人称で語られるので分かりやすく入り込みやすい。少し大雑把な終わりだが充分楽しめた。絶海の孤島(架空の)を舞台にしているのだが、リアリティーがあり実際にどこかにありそうな気持ちにさせられる。こんな島があれば滞在してみたいものだ。2016/10/20

きょちょ

22
期待したほどではなかった。 主人公の元刑事の辞めた理由もわからなくはないけれど、やっぱり他の作品の主人公に比べて没個性だった。 犯人が二転三転して、最後本当の意味での「真犯人」が出てくるけれど、もう「ガキの喧嘩」と「痴話喧嘩」でしかない・・・。 テーマの1つは「人間の業」かもしれないが、「業」というほど深くなく、単に人間関係いろいろな意味で「やってらんない」といった程度にしか感じられなかった。 ★★★2017/01/02

Book Lover Mr.Garakuta

14
図書館本:面白いことこの上なしでも、自分に置き換えると。解決出来んやろなぁと思う…2021/03/21

りちゃ

7
読後感、愚か…。幕引きは、あっけなかった。余談だが、偶然にも今作の前に、上野氏の「死体に聴け」を読んでいたのが大いに役立った。2015/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4740982
  • ご注意事項

最近チェックした商品