出版社内容情報
中原 治[ナカハラ オサム]
著・文・その他
目次
第1部 統計的仮説検定の論理(検定の論理(二項検定を教材として)
検定統計量(Wilcoxon‐Mann‐Whitney検定を教材として) ほか)
第2部 統計学の理論的基礎(平均・分散・標準偏差・自由度;正規分布と統計理論の初歩 ほか)
第3部 母平均μに対する統計解析(関連2群のt検定(対応のあるt検定)
独立2群のt検定(対応のないt検定) ほか)
第4部 2つの変数xとyの間の関係(相関分析;単回帰分析)
著者等紹介
中原治[ナカハラオサム]
1966年生まれ。博士(農学)。九州大学農学部博士後期課程中退。九州大学農学部助手を経て、北海道大学大学院農学研究院准教授。北海道大学農学部で「実験計画法」を20年近く担当。必修36名の講義にも関わらず他学科・他学部からの履修が相次ぎ、近年120~140名が受講している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いとう
3
今まで読んだ統計の本の中で(ダントツ)一番分かりやすかった。 統計ユーザーは統計学の専門家ではないので、統計に関してどこまでの割り切った理解が必要かを説明してくれる。 また、分かりやすい二項検定、U検定から学習を始めることで、統計を利用する意味も体感しやすい。 ところどころに挿入される統計学小話も、理解や印象を深める内容となっている。2023/04/27
ゆ
1
本当に分かりやすかった!すばらしー2024/07/23
Write Only Memory
1
図が豊富で、直感的に分かった気にさせてくれる。ただし、式の証明は一部を除いてほとんどせず、割り切って「統計学ユーザー」を育てるような作りになっている。それが長所でもあり、短所でもある。 個人的には、数学的な式の証明まで含めて懇切丁寧に説明してくれなければ「分かった」なんてとても思えないので、色々濁しながら手法を伝えてくれる本書に対してモヤモヤが非常に溜まってしまい、あまり合わなかった。(もっとも、統計学の数学は非常に難しいようなので、そこを初心者にも分かりやすく説明してくれる本は多分存在しないとも思う)2024/03/10
さいぞー
1
これまで読んできた統計学の入門書の中で最も分かりやすかった。 大抵のものは平均・分散・標準偏差や正規分布の説明から入るが、本書はまず統計学が実際に使われる「検定」の概念からスタートするため、具体的な課題が掴みやすい。また各章では対象とする検定で扱う例題を最初に挙げ、それを元に説明が行われるので理解が迷子になりにくい。 加えて各式をどう定性的に理解すべきかであったり、逆に難易度が高いため受け入れるべき式を明示するなど、初学者に対してやさしい作りになっている。 非常におすすめ。2023/12/09
けーこ
1
今まで読んできた統計学の本の中で、図の数が群を抜いて豊富だった。本書だけで全て学んだわけではないが、各統計解析がどういったものかイメージが作られた。2023/05/18