出版社内容情報
中原 治[ナカハラ オサム]
著・文・その他
目次
第1部 統計的仮説検定の論理(検定の論理(二項検定を教材として)
検定統計量(Wilcoxon‐Mann‐Whitney検定を教材として) ほか)
第2部 統計学の理論的基礎(平均・分散・標準偏差・自由度;正規分布と統計理論の初歩 ほか)
第3部 母平均μに対する統計解析(関連2群のt検定(対応のあるt検定)
独立2群のt検定(対応のないt検定) ほか)
第4部 2つの変数xとyの間の関係(相関分析;単回帰分析)
著者等紹介
中原治[ナカハラオサム] 
1966年生まれ。博士(農学)。九州大学農学部博士後期課程中退。九州大学農学部助手を経て、北海道大学大学院農学研究院准教授。北海道大学農学部で「実験計画法」を20年近く担当。必修36名の講義にも関わらず他学科・他学部からの履修が相次ぎ、近年120~140名が受講している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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  - 評価
 
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sheemer
16
          
            飛ばし読みしていたのを全読了した。本書は統計の基本を学ぶテキストで、計算の詳細よりは「それがなにを意味しているか」を理解させようとするテキストである。そのために図を多用していて、それが非常に念入りで理解を助けてくれる(写真のサンプルイメージは正直どちらでもいいが、親近感は湧く)。プラス、統計の歴史の中でのエポックな発見や発明を歴史エピソードとして語っていて、それぞれの解説の場でのタイムリーな息抜きと共に気づきにもつながっている。統計初学者にはいい本だと思う。なぜかカイ二乗検定にはほぼ触れていない。なぜ?2025/10/16
          
        ドロレス
5
          
            北海道大で20年ぐらい農学部統計学基礎講座でやった内容らしく非常にわかりやすい。きちんとした統計学の基礎本として定評あり。Amazon4.6星は伊達じゃない2025/09/06
          
        いとう
3
          
            今まで読んだ統計の本の中で(ダントツ)一番分かりやすかった。 統計ユーザーは統計学の専門家ではないので、統計に関してどこまでの割り切った理解が必要かを説明してくれる。 また、分かりやすい二項検定、U検定から学習を始めることで、統計を利用する意味も体感しやすい。 ところどころに挿入される統計学小話も、理解や印象を深める内容となっている。2023/04/27
          
        けーこ
2
          
            今まで読んできた統計学の本の中で、図の数が群を抜いて豊富だった。本書だけで全て学んだわけではないが、各統計解析がどういったものかイメージが作られた。2023/05/18
          
        Q-to
1
          
            個人的に面白い本とは、最初から最後までずっと面白い。そして一貫している。 この本は本当に2つの条件を満たしています。 初学者でも分かりやすく噛み砕きながら、かつ初学者の目線に立ちながら、語りかけてくれる。 こんな学術書は初めてです。 多少ぱっと見は難しそうでも、ちゃんと順序を追って初めからゆっくり読み進めば理解できる。 おそらく今はプログラミングとか、Excelとか、電卓とかで難しい計算はしなくてもいいでしょう。 それでもその計算の意味を理解するためにはこの本が最適だと思います。2025/03/29
          
        

              
              

