感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和
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大学(院)生の皆さんとのオンライン輪読会で半年かけて読みました。本書の最大の特徴は、書名に“数でとらえる”とある通り、細胞に構成要素が”どの程度”存在するのか、生化学反応が“どれだけ速く”進むのかといった、具体的な数値に着目して考察されていることです。カバーしている内容が幅広く、一方でやや深い議論がされているため、数人で時間をかけて進めたからこそ最後まで読めたと感じます。本書は洋書の日本語訳版です。洋書のミス、翻訳時の誤訳、翻訳した日本語を打ち込む際のタイポが、増刷の際に改善されることを願っています。2023/02/22