内容説明
エピジェネティクスはこんなに不思議で面白い。全く同じゲノムの双子はなぜ違う個性を発揮できる?お母さんの食べた物で胎児の体質が変わる?がんの原因は遺伝子の傷だけじゃない?ストレスはどのように身体へ記憶される?…など。ヒトの健康と病気に関する新しい理解を、やさしくいっき読み!
目次
第1章 遺伝子がすべてか―同じゲノムを用いて異なる種類の細胞をつくる自然の極意
第2章 遺伝子とゲノムの印づけ―DNAメチル化とヒストン修飾…遺伝子を自在に使いこなす
第3章 生まれつきの病気はどう起こるか―父親・母親の由来の記録や男・女の在り方を遺伝子に刻む
第4章 万能細胞と臓器をつくる―再生医療の鍵となる、細胞のリプログラムとエピゲノム
第5章 がんというプログラムの異常―遺伝子の傷や誤った印づけによる、がん発症と悪性化の真実
第6章 食事はメモリーされる―栄養という環境因子と私たちの体質の間にある密接な関係
第7章 ストレスと脳の働き方―人生経験や受ける愛情で遺伝子の働きが変わっていく不思議
第8章 診断と治療につなぐ―“エピジェネティック”な新発見がこれからの医療を進める
著者等紹介
中尾光善[ナカオミツヨシ]
1959年福岡県生まれ。島根医科大学医学部卒業、久留米大学大学院医学研究科修了。医学博士。小児科医。米国ベイラー医科大学研究員を経て、熊本大学発生医学研究所教授、同研究所長。日本学術会議連携会員、科学技術振興機構CREST研究代表者。エピジェネティクスに関する研究論文、共著書を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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a hiro
Kanna_1998
mame0729