内容説明
臨床医の素朴なギモンをふまえ、病理像の見かたのコツを病理医が伝授。病理像には→や「囲み」を多用して、注目すべき部分が迷わず理解できる!症例をイメージしやすいよう、臨床経過、X線写真・CT写真も掲載。
目次
第1章 肺の非腫瘍性病変(先天性異常;感染症;高γグロブリン血症)
第2章 肺の腫瘍性病変(悪性上皮性腫瘍;良性腫瘍;その他)
第3章 胸膜・縦隔の病変(胸膜病変;縦隔病変)
著者等紹介
河端美則[カワバタヨシノリ]
埼玉県立循環器・呼吸器病センター病理診断科非常勤。1969年金沢大学医学部卒業後、ヴナロードを5年間実践するも挫折。’74年結核研究所病理科に就職。この間米スタンフォード大学、肺診断病理の権威Carrington先生の下へ1年間留学。’96年、現在の病院へ就職し、2010年定年で非常勤となる。主に非腫瘍性肺疾患の病理診断を専門とし、同時にディーゼル排ガスの発がん性を動物実験で検証した
清水禎彦[シミズヨシヒコ]
埼玉県立循環器・呼吸器病センター病理診断科部長。1984年埼玉医科大学卒業。同大学大学院医学研究科病理学2を修了後、第2病理学教室助手、講師、助教授。2007年埼玉医科大学国際医療センター開設に伴い病理診断科准教授として異動。教授を経て2010年4月から埼玉県立循環器・呼吸器病センター病理診断科科長兼部長。病理専門医、細胞診専門医。この間(2001~’02年)ベルリン自由大学付属ベンジャミンフランクリン病院病理学研究所留学
叶内哲[カナウチテツ]
埼玉県立循環器・呼吸器病センター放射線科部長。1988年山形大学医学部卒業。山形大学医学部放射線科で研修ののち、山形県立中央病院医員、埼玉県立小原循環器病センター(現循環器・呼吸器病センター)医員、山形大学医学部放射線科助手を経て、’98年より現センターに勤務。2015年より部長。専門は、肺癌、びまん性肺疾患、肺感染症、先天性肺疾患などの呼吸器領域の画像診断。日本医学放射線学会、日本肺癌学会、日本呼吸器病学会、日本IVR学会、登山医学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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