内容説明
症状や所見から中毒物質をズバリ、見抜く!中毒診療の専門家の頭の中(思考プロセス)を覗いてみよう!中毒かどうか疑う、原因となる薬毒物を推定し、特定する、治療する→ケーススタディで実践的な推理・解決力が身につく!
目次
第1章 総論 中毒診療の基本の方法をマスターしよう(推理力を磨こう―中毒を見抜くためのポイント;急性中毒診療の5大原則 ほか)
第2章 実践!中毒診療―謎を解き診断に至る推理の道筋(昏睡状態、心室頻拍 42歳、女性;昏睡状態、著しい呼吸抑制 35歳、男性 ほか)
第3章 Pros & Cons―あなたならどうする?(今暴かれるPAMの素顔 有機リン中毒にPAMを投与すべきか?―有罪?無罪?裁くのはあなた;一酸化炭素中毒に高気圧酸素療法を施行すべきか?)
第4章 専門家も陥ったピットフォール―失敗から学べ(アジ化ナトリウム集団中毒の体験から;クロルピクリンによる集団二次被害の体験から 毒物を飲んだ、と搬入依頼!―何を考え、何を準備すべきか ほか)
著者等紹介
上條吉人[カミジョウヨシト]
北里大学医学部「中毒・心身総合救急医学」神奈川県寄附講座特任教授。1982年東京工業大学理学部化学科卒、1988年東京医科歯科大学医学部卒。精神・神経科に入局して精神科医としての研鑽を積んでいたが、一念発起して1992年北里大学病院救命救急センターにお願いして半年の予定で救急医療の研修を始めた。以後は「心も身体も救える救急医」を信条とし、自殺企図患者の身体治療と併せて精神科的介入も行っている。また、「化学」「精神医学」「急性血液浄化学」の知識と経験を活かして「臨床中毒学」をサブスペシャリティーと定めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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