出版社内容情報
【目次】
内容説明
幼いころから病弱で、やりたいこともできない恵美羽。親に拒絶されて、ずっとひとりぼっちの陽羽里。そんな14歳のふたりの少女が、ある日突然、入れ替わった!どこにでも行ける健康な体、そして親から与えられるたっぷりの愛情。ずっと欲しかったものを手に入れたふたりだったけれど、その生活は自分が想像していたものとは違っていて…?
著者等紹介
汐見夏衛[シオミナツエ]
鹿児島県出身。高校教員としての経験をもとに、生きづらさを抱えた人へのメッセージを込めて小説を執筆している。若者から絶大な支持を誇る実力派作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えんちゃん
58
汐見さんの新刊は、いわゆる入れ替わり物語。優しい家族に囲まれた病弱だけど美貌の少女と、母にネグレクトされ健康だけど孤独な少女。自分のことが嫌いで嫌いでたまらなかった中2のふたりが、相手の人生を経験することでお互いの「地獄」に思いを馳せ、手を差し伸べる人になりたいと願う成長ストーリー。人生は選べない。ならば与えられた場所で精一杯咲きましょう。そんなメッセージを感じました。2026/01/20
シャコタンブルー
52
入れ替わりの名作といえば映画「君の名は。」「転校生」を思い出す。本書が大きく異なるのは環境の異なる中学女子が入れ替わる設定が面白かった。同姓の繊細な感性の揺れが鮮やかに描かれている。中学生の頃は誰もが他人の容姿や性格あるいは恵まれた環境への憧れはあっただろう。「隣の芝生はとてつもなく青い」(笑) 望み通りのものを手に入れても、それ以上のものが欲しくなる。欲望に限度は無い。足るを知るには若すぎる・・あたしは、ありのままで、あたしのまままで、愛されたかった。切なくも悲しい話だったが最後に救われた。2026/01/07
わむう
30
理想的な家族と美貌に恵まれているが難病に侵されている恵美羽と、健康体だが母親から虐待されている陽羽里。生きたい恵美羽と死んでしまいたい陽羽里が入れ替わる。お互い最初は喜んでいたが、思ってたのと違うとなる。最後は2人の間に友情が生まれ、入れ替わっていた体が元に戻り、これから辛い時は支え合って生きていこうと誓う。2026/04/02
tenori
28
隣の芝生は青く見える。ありがちだが目に見えないものの大切さを語る上で人物が入れ替わってしまう設定は有効。「健康な身体を持つが十分な養育を受けられず、もう死んでもいい」と思っている少女と「指定難病に生まれつき家族の愛情に包まれているものの、入院生活が常態化している」少女の出逢い。健康と家族愛を交換し互いの希望は叶ったのか…。展開は予定調和の域を出ないものの、取扱っている状況は現代的。高校教員の経歴を持つ作家が放つ痛々しくも清々しい物語。序章と終章を逆転させている構成は巧みです。2026/03/25
starly
10
人は誰しも1度は他人を羨んだ経験があるかと思う。羨んだ人であっても他所からは見れない苦労、苦痛。これは自由を渇望する少女×愛情に飢えていた少女が入れ替わる青春ストーリー2026/01/24




