内容説明
子爵家の次女レイチェルは、手芸と魔術にしか興味がない地味で引きこもりの残念令嬢。…だったはずが、名門伯爵家嫡男で国内随一の宮廷魔術士ゾイドの婚約者になった。そして、彼女の術式能力や魔力が皆無であることが国家機密レベルと判明し王宮に匿われていたのだが、敵国フォート・リーに攫われてしまう。しかもフォート・リーの宰相の息子ルークに婚姻を迫られて―!?手芸&魔術オタクの引きこもり令嬢と美貌の宮廷魔術士の溺愛ラブファンタジー、波乱万丈の第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
30
一巻目再読して2巻目に。再読してレイチェルのタラシが自然で、こりゃあタラシというより女神様と同じく自然体で、敵国に攫われてもその国の宰相の息子に惚れられるなんてありえんけれど・・作者さんのお望みのままに楽しませていただきました。ジジとルークがくっつきゃ円満なんですがねぇ。それにしてもゾイドのお父ちゃん可愛いねぇ。いつまでも大人になれないゾイドと重なってみえるよ。モテないでこの歳まできた私にはレイチェルに少々やっかみ半分でイラッとすることもありますが・・3巻を待っています(*^^*)。2025/07/04
すがはら
7
敵対国にさらわれたレイチェル。無事な帰国への糸口になるのがレイチェルの刺繍と知識だったあたりが流石、揺るぎなき趣味人。女たちの秘密裏の活動がこれだけ広がっても、男性中心の表の社会には決して真相が伝わらないところが面白いのですが、それだけ女性が日陰の存在ってことだと思うと複雑でした。女王が立つようになれば、また変わってくるのでしょうか。恋愛面では、ルークをキッパリ拒絶しないばかりか、ゾイドとの再会後でも恋がどうのとか言って別離を惜しむ抱擁や船上でのショールをまとった号泣を見せられて、えーってなりましたけど。2025/09/11
蒼
1
kindle2025/02/11