内容説明
誰でも使える魔法が使えなくなる、ハズレ加護持ちの伯爵令嬢ラナ。彼女は両親が亡くなって以来、叔父夫婦にボロボロになるまで働かされ、満足に眠れない日々を過ごしていた。そんなある日、叔父に売られ、闇オークションにかけられることに!もう、この地獄からは抜け出せない―そう思っていたけれど、竜の加護持ちである帝国最強の騎士団長アーネストに助けられ、妖精の使用人がいる彼の屋敷で甘やかされて過ごすことになり!?虐げられていた薄幸令嬢と彼女を全力で甘やかしたい騎士団長のシンデレラ&ラブファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅みかん
7
因果応報。 ヒロインが救出されてからは、自分にできることは少ないと自覚しつつも、少しでも前に進もうとするのをやめなかったのは尊敬する。2025/02/09
由貴
2
KU。せっかく兎を守る役割が竜と虎に与えられてるという美味しい設定なのに虎の子孫の出番が少しだけ(しかも既婚者)なのもったいない。リードとセドリック以外は人語を話せない使用人だけなの、囲い込まれてる感が強くてどうにも好きになれなかった2025/03/26
史
2
うーん。敢えてだとは思うんですけれども、主人公を依存させたいがためにわざと苦難からの救出をしたり、窮地に陥らせて劇的にしようとしてるように読めてしまう。襲撃はともかく裁判のシーンなんて有無を言わさず処断くらいでもいいくらいの罪状ですからね。王政の意味がない。シンデレラストーリーというにはあまりにも為政者側の不手際が多すぎる。それがフィクションと言われたらそうだけれども、それがロマンスに一切繋がらない不快感であるならばそんな必然性はいりませんよまったく。酷く相性が悪い作品。2025/01/07