出版社内容情報
織川 あさぎ[オリカワアサギ]
著・文・その他
伊藤 明十[イトウアキト]
イラスト
内容説明
竜が集まる辺境伯領の領主ヒューバードの妻となった侍女メリッサ。ヒューバードの命を狙った事件も落ち着いたころ、彼女はいよいよ青の王竜の旅立ちが近いことを知る。そんな矢先、メリッサが王竜の言葉だけがわかるようになり、彼からしばらくは旅には出られないと告げられて―。辺境の問題のせいで安心して旅立てないなら、ヒューバード様と一緒に解決してみせます!堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第10弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなで
8
再読2024/06/19
starly
5
騎士×侍女のラブファンタジー、10巻にて完結。 青の成長が感じられる話でもあり大人になったなぁと実感。青と主人公メリッサが互いに会話出来るまでにもなりました。旅立ちではあるものの物悲しさはなく、いつかまた帰ってくる日までに……そんな未来に希望を抱く結末でした。2025/03/27
dorimusi
4
出ないなーと思ってたら作者が病気だったみたいですね。 無事完結してよかったです。遺骸ってあとこれだけだったっけ?とは思ったけど、まぁ綺麗に話しまとめて大団円じゃないでしょうか?個人的にはシリーズ通してゆるく楽しめたラノベらしいラノベでした。お疲れさまでした。2024/01/05
色素薄い系
2
面白かったです。途中これ終わる?と思ったけどね。青の竜がどうしてもお話したいとメリッサにだけ言葉を届けられるようになった健気さが良い。まぁ青の竜はチートという事。メリッサに花を貰うと嬉しいのか聞いて白の為にいっぱい用意したいと決めたり、ヒューバードとの結婚式でメリッサを可愛い可愛い言ってたから白にもお花飾ってあげたかったとかなんて健気!旅立った青が戻ってきてきょうだいと会う話も読みたい。2024/12/03
kinta
2
遅れに遅れた最終巻。著者病臥されていたようで御身大切に。前巻でも予告されていた通り青が旅立つまでのあれやこれや。親の紫の遺骸問題、国家間の調整、竜騎士の辺境滞留など一気に解決の視界が開けている。その解決のために、若干ウルトラマジック的な青の能力の開花。これを有りか無粋か、は読者の判断かもしれませんが、それだけ青の気持ちが強かったというのを描きたかったんでしょうね。それに対してメリッサが喜びで泣くという、青がちょっと驚く対応。彼女も辺境伯夫人として大人になった感。辺境に日常が戻る。こちらも号泣でした。感謝。2023/12/26