一迅社文庫アイリス 嵌められましたが、幸せになりました―傷物令嬢と陽だまりの魔導師

霜月 零【著】

一迅社（2022/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 288p／高さ 15cm
• 商品コード 9784758094702
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

植物を育てることが好きな伯爵令嬢フィオーリの世界は、可憐な男爵令嬢にワインをかけたと誤解された夜に一変した。根も葉もない悪女の噂のせいで、社交界からは弾かれ、婚約も破棄されてしまった。そのうえ、王家から化け物魔導師として恐れられている辺境伯アドニスに嫁ぐように命じられて！？平穏な日々から転がり落ちたフィオーリは未来に絶望していたけれど…。出会ったアドニス様はとても温かい人だわ。こんなに素敵な方に私が愛されてもいいの？噂に振り回された不遇な令嬢のシンデレラ・ラブファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しまふくろう]

なんとなく買い。表紙も挿絵も可愛らしくて良い。序盤のアドニスには噴き出した。後半や口絵との落差が大きすぎるよ。　物語は冤罪で貶められた貴族令嬢が辺境伯に嫁ぐ話。婚約破棄ものの王道っぽい流れなので意外性はないが、相手の噂を広める手際が巧みで噴き出した。一冊できちんと話が終わっているのも良い。

2022/06/27

[栞ママ]

webでコミックを読み、続きが気になりまして原作購入。突然の出来事で咄嗟に謝ろうとするも遮られ、悪い噂が出回り、弁解する機会もなく追い込まれたフィオーリ。誰にも信じてもらえない境遇が辛くて涙ながらに読みました。2人&執事のやり取りが徐々に変化していって良かったです。

2023/02/15

[nishiyan]

冤罪から婚約破棄された貧乏伯爵令嬢フィオーリが王命で辺境伯アドニスに嫁いだことから運命が拓けるシンデレラストーリー。罠に嵌めた側の狡猾さもさることながら、辺境伯家の執事以下、使用人からも塩対応されるというつらい出だし。それでも植物に癒されながら、踏ん張りどころでは思い切った行動をする彼女が意外とたくましいのがまた愉快。打ち解けてからのアドニスは溺愛モードになり、彼女の名誉回復をきっちりと決めるのだから素晴らしい。本当は執事たちの反省の描写が明確にあったらと思うが…。ハッピーエンドだから良しとするか。

2022/07/25

[kinta]

けっこう過酷なざまあだなあ。勿論、悪役の男爵令嬢は仕方がないとしても、はっきりぶっちゃけすぎな感じが痛々しい。そして、伯爵令嬢のことを家族以外誰も信じてくれないけど、使用人が全員で奥様をいじめるってもやもやしてしまう。鵜呑みにしすぎでしょう！色々な部分が果断すぎて幸せがまぶしいww

2023/01/01

[asaasa]

★★★☆☆

2023/04/29