内容説明
予言通り金の聖者ロジオンと婚約した、近衛騎士でもある伯爵令嬢エルカローズに、またしてもとんでもない命令が下された。それは王女の婚約式まで彼女の騎士となること!王族の命令は断れない。そう思い警護についていたのだけれど、王女が呪いに苦しんでいると知り―。解呪に必要ならば協力いたします!しかし、なぜそれが婚約者に可愛がられるコツを教えることに繋がるのですか!?恋愛下手な令嬢と彼女を甘やかしたい聖者の癒やしごはんラブファンタジー第2弾!
感想・レビュー
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nishiyan
12
金の聖者ロジオンと婚約した近衛騎士で伯爵令嬢のエルカローズ。隣国の王太子へ嫁ぐことが決まっているベアトリクス王女にまつわる事件に巻き込まれる本巻。婚約から始まる恋と生まれ持った宿命の狭間に揺れるエルカローズと王女の何と愛らしいことよ。彼女たちを支える周囲の心遣いもまた良い。光花神教の内部に抱える闇が明かされた点が興味深い。腹黒いところを見せるロジオンとルナルクスの成長が顕著なのが面白い。彼らに振り回されながら事件の真相にたどり着くのは安心して読めるのが嬉しい。この三角関係はどうなるのか。続きが気になった。2021/12/30
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- 和書
- ベタニ罪の天使